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素敵なダイナマイトスキャンダル (2018/日)
[Drama]
製作 | 川城和実 / 太田和宏 |
監督 | 冨永昌敬 |
脚本 | 冨永昌敬 |
原作 | 末井昭 |
撮影 | 月永雄太 |
美術 | 須坂文昭 |
音楽 | 菊地成孔 |
衣装 | 小磯和代 |
出演 | 柄本佑 / 前田敦子 / 三浦透子 / 峯田和伸 / 松重豊 / 村上淳 / 尾野真千子 / 中島歩 / 落合モトキ / 木嶋のりこ / 瑞乃サリー / 政岡泰志 / 菊地成孔 / 島本慶 / 若葉竜也 / 嶋田久作 |
あらすじ | エロ雑誌の編集者・末井(柄本佑)は、母親(尾野真千子)が不倫相手とダイナマイト心中するという壮絶で不思議な体験をしていた。高校卒業後、就職した大阪の工場を3ヵ月で逃げ出し川崎の父(村上淳)のもとに転がり込む。デザイン専門学校に通い出したころ後に妻となる牧子(前田敦子)と知り合い就職した会社で看板描きの仕事を始めるのだった。その後、アダルト雑誌にたずさわり1977年に「ウイークエンドスーパー」を創刊。さらに「写真時代」の編集長としてカメラマンの荒木(菊地成孔)さんらと組んで発禁と創刊を繰り返し80年代のサブカルチャーを牽引していくのだった。原作は編集者、作家、サックス奏者の末井昭の自伝。(138分) (ぽんしゅう) | [投票] |
爆死心中の母への思いや業界盛衰記としての側面は情に棹ささぬ描写が必要充分のラインを保つが、唯一感情が吐露される或る女への想いは苦渋に塗れる。朽ちた白鳥舟が寂寥の湖畔デートから病院へ至る経緯こそ白眉だ。隠し玉アラーキー菊地も世界を拡張。 (けにろん) | [投票(1)] | |
メガネを曇らせた者たちが象徴的に何人か登場する。みんな感情をむき出しにした人々だ。停滞の70年代から狂騒の80年代、一見、男(柄本佑)が感情を露わにしないのは、混濁した経済と文化のバブルに拝金の腐臭を嗅いだからだろう。健全な精神こそがサブカルを生む。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
吃驚するような上手い演出を見せるわけではないが、まずまず好感が持てる。主人公の雑誌編集者・柄本佑の、青年期からの仕事ぶりや生活描写の合い間に、彼の子供時代が挿入されるが、この過去の場面の造型が、なんともいい。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
ダイナマイトで人が吹っ飛ぶという事に、逞しい想像と羨望が渦巻く時代だったと思う。☆3.3点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] | |
些か残念なのは、主人公が時代の牽引車でなく時代の流れの狭間を泳ぐ小魚にしか見えなかった点だった。母親の一件よりも素敵にスリリングな逸話には出会えず、まるで凡人の絵日記のように出来事が重ねられたにとどまった。菊地成孔は愉快なキャラたり得たし、アイドルより脱皮した前田敦子の存在感も大きい。それだけに硬軟のバランスを得られず動く歴史年表より脱せなかった後半は退屈。 (水那岐) | [投票] |
Ratings
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計 | 10人 | 平均 | (* = 1)
POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう) | [投票(17)] |
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