★4 | パノラミックな歴史的視座は無く冗長とも言えるが、何時しかそのテンポが癖になりそう。屋敷の廊下を行きつ戻りつのダリューの逡巡とルアルディの近代的お嬢キャラの2分された展開の異なる味わい。主客が転倒する怒濤の終盤の納得の締め。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | ジェラール・フィリップ演ずる青年僧が野望の階段をよじ登るピカレスク・ロマンを期待して観たが、むしろ古典的ラブ・ロマンスが主軸であったのだね。それはそれと、主人公が女たらしの上短気極まりない頭でっかちで、おまけに二言目には下級階層の出であることを僻みたっぷりに口にする劣等感の塊では、その野望は容易には叶うまい、と心配を禁じえないゆえ、結構短い3時間ではあった。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 文学作品の映画化としては成功した例。修辞的な部分を削ぎ落とし、事実を重ねることで映画的な物語にしてる。監督の職人芸に近い巧さ。それにしてもフィリップは映えるキャラだ。 (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 下層階級の青年の屈折した野心、そして愛。なかなか巧く描かれていたとは思うが、映画化するには原作が偉大過ぎた。 (ダリア) | [投票] |
★3 | あんた、坊さんになろうとしている人間が色恋に迷っちゃいかんよ…。[Video] (Yasu) | [投票] |
★3 | 初めてカラーで観たジェラールはやっぱり美しい。若さと美貌と知性で人はだませても、運命はだませなかったのか、それとも、それが彼の運命なのか。 (KADAGIO) | [投票] |
★2 | 心の内セリフと場面転換毎の格言、間延びした画面もいまいち。赤い軍服と黒い僧服かな?人生一度きりという割り切りパワーを出世と女に傾ける。身分差別とコネ社会を侮蔑しつつも利用。 (マグダラの阿闍世王) | [投票] |