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とんかつ大将 (1952/)

製作山口松三郎
監督川島雄三
脚本川島雄三
原作富田常雄
撮影西川亨
出演佐野周二 / 美山悦子 / 長尾敏之助 / 津島恵子 / 高橋貞二
あらすじ下町の長屋に住むインテリ青年荒木(佐野周二)は、とんかつが大好物なことから「とんかつ大将」と呼ばれ皆から親しまれている。医者なのだが病院には勤めず、親友の演歌師の吟月(三井弘次)と気ままな貧乏暮らし。長屋の盲目の少女お艶(小園蓉子)を気にかけたり、飲み屋の女主人菊江(角梨枝子)の不良の弟(高橋貞二)を諭したりする優しい熱血漢だ。町の病院の娘で院長を務める真弓 (津島恵子)も、気位の高いお嬢様気質がわざわいして荒木と対立するが、彼の手術の腕には一目置いていた。そんなある日、真弓の病院の拡張計画のため、荒木たちが暮らす長屋に立ち退き話が持ち上がる。(95分/白黒) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4旧来の下町人情劇のウェット感と、民主主義思想のドライさが融合した浪花節ダンディズムを佐野周二が体現する。長屋の路地をめぐるように移動し、舞い上がり鳥瞰するカメラが斬新。業火のクライマックスもなかなかの緊迫感。至れり尽くせりのお楽しみ映画。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4佐野周二の貴種流離譚。彼ばかりモテるのがリアルで、かつこれにより人物の入り乱れ具合が統御されており、彼等が立場立場で突入するクライマックスがやたらと白熱する。地域に入ることを讃えた愛すべき作品。 (寒山拾得)[投票(1)]
★4佐野周二はちょっと出来過ぎのキャラクターだが、飄々とした風体がこの人にぴったり。脇役陣ではやはり三井弘次がかなり良い役回りで目立っている。彼が「聖夜」を唄うとても良いシーンがあり、本作はクリスマスの映画としても記憶したい。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4無難なプログラムピクチャーの枠は出てはいないが、悪徳弁護士の描き方など実力の片鱗は感じる。[Video] (Yasu)[投票]
★4題名はともかくすっきり観れた作品でした。 (ぱんな)[投票]
★3川島雄三脚本作品。善悪の書き分けがわりと上手なプログラムピクチャー。 佐野周二 はかっこいいなあ。 (さいもん)[投票]
Ratings
5点0人
4点6人******
3点9人*********
2点0人
1点0人
15人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

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