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inaさんのあらすじ: 点数順

★5トカレフ(1994/日)主人公は幼稚園バスの運転手。ある日自分が運転するバスで誘拐犯人たちにわが子を奪われる。犯人たちは身代金を奪ったあげく子供まで殺して捨てる。主人公はやり場のない怒りに駆られるがなすすべもなく妻との生活も子供を失った事でおかしくなる。ある日放心状態でわが子の運動会のビデオを観ていたら同じマンションに住む男の姿を見つける。その男が犯人と確信した主人公は彼を追う。 この映画の題材は「復讐」だが本当の映画のテーマは「新しい映画的手法の発見」だろう。極端なまでの「省略」「説明的なものの排除」。この作品から新しい日本映画が始まったまさに革命的な記念作品。以降の監督たちへの影響、映画評論家たちの大絶賛は受けたが「どついたるねん」のようにはヒットしなかった幻の名作。 [投票(4)]
★5アイコ十六歳(1983/日)自主映画監督の今関あきよしの35ミリ映画デビュウー作。また主演の富田靖子のデビュウー作でもある。名古屋の女子高生のみずみずしい学校生活を微妙な女の子の心理を表現しながら描いている。「リアル」さと「エンターテイメント」と「明るい時代」がいかにも80年代の青春映画だ。[投票(1)]
★5コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って(1993/独=露=日=スイス=タジキスタン)主人公は都会から生まれ故郷に帰ってきた娘、父親がバクチのため自分を借金のカタにしたことを知って怒り心頭。もうひとりの主人公はまだ若いロープウェイの操縦士の青年。このふたりが内戦下のタジキスタンで恋におちる。監督は「少年、機関車に乗る」のB・フドイナザーロフ。ロープウェイが舞台だけあってゆっくりと淡々と物語りは進むがロープウェイの下の現実は内戦でそのギャップがこの映画をとてもリアルにしている。タジキスタンの映画は珍しいが隠れた秀作だ。 [投票(1)]
★5プルシアンブルーの肖像(1986/日)夏休みに入った小学校で次々と生徒達が消えていく。その事件の背後にはいつも学校の用務員の影があった。 当時人気絶頂の「安全地帯」の玉置浩二が主演の用務員を演じ、みずみずしい子供たちの演技と安全地帯の音楽が透明感のある作品に仕上げている。小学生の少年と少女の純愛もからませてオカルト映画だが妙にさわやかな映画だ。[投票]
★4オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン)裕福でハンサムな主人公セサム。ある日元恋人の無理心中の交通事故に巻き込まれてしまう。一命は取り留めたが顔が醜く変貌し恋人にもふられてしまう。だがある日目が覚めてみると全ては一変して無理だといわれた整形手術が成功し恋人も戻ってきた。しかしその日から不思議なことが起こり出した・・・。 ハリウッドも認めた若干26歳の監督アレハンドロ・アメナーバル。この作品が2作目なのに驚異的な映像センスと綿密な構成力を持っている。「ダークシティ」「マトリックス」と同じように夢と現実の境が曖昧になっていく内容だが、スペインの派手な色使いとエキゾチックな俳優と実感のもてる映像でまた一味違った世界だ。ラストシーンは唖然とするだろう。[投票(7)]
★4藍色夏恋(2002/台湾=仏)主人公は17歳の女子高生モン・クーロウ、友人リン・ユエチャンと普通の楽しい学校生活を送っていた。ある日友人のリンに頼まれ彼女のラブレターを渡すことになる。相手は水泳部のチャン・シーハオ。しかしなぜか差出人の名前がモンになっていた事になってから3人の関係はぎくしゃくしたものになる。主人公モンには誰にも言えなかった秘密があった・・。 [投票(1)]
★4至福のとき(2001/中国)失業中の中年男チャオは、お見合いした女性の連れ子で盲目の少女ウー・インと出会った。彼は結婚したいために自分は立派な旅館の社長だと嘘をつきそのため少女ウー・インをあずかるはめになった。不憫な少女に同情したチャオは工場の仲間たちと少女が働けるようにニセの按摩室を作る事にした。善良で愛すべき人の「嘘」で彼女は生まれて初めての至福のときをあじわう。「あの子を探して」「初恋の来た道」に続くチャン・イーモウ監督の「しあわせ三部作」。[投票(1)]
★4ランデヴー(1976/仏)名作「男と女」のクロード・ルルーシュ監督が個人出資で撮影した短編映画。フェラーリー275GTBにカメラをつけ早朝のパリの街を超スピードアクセル全開で一度停まらずただ突っ走るだけの9分程の作品。監督はすく逮捕されましたが、ドライバーは50年代を代表するF1ドライバーモーリス・トランティニアン、公開当時は逮捕を恐れ名前は公表しなかった。その後監督が自分自身でベンツ450SELを運転して撮ったとも語っている。どちらの説が正しいかは謎のまま。[投票]
★4アンモナイトのささやきを聞いた(1992/日)主人公私(サエキけんぞう)は長い間一人で鉱物採集を生業としてきた。そして今は遠い北の街で闘病生活を送っている妹に会いに汽車に揺られている。 汽車がトンネルに入ると主人公は夢の世界に入って行く。夢の中で母、妹、と会いそして巨大なアンモナイトが燃え上がる・・。[投票]
★4リンク(1986/英)大学生の主人公(エリザベス・シュー)は夏休みの間、教授(テレンス・スタンプ)の家で研究のアルバイトをすることになった。教授の屋敷に行くとチンパンジーが召し使いをしていた。その猿の名前はリンク、人間並みの知能を持つらしい。そしてある日突然教授の姿が消えてしまった。リンクは彼女をじっと見ていた・・。[投票]
★4視線のエロス(1997/仏)妻子のいる中年の男が若いきれいな女の子を言いくるめて不倫する話。この映画はストーリーより全てのカメラアングルが主人公の視点の主観ショットだけで撮られていることがすごい。ここまで徹底した主観カメラの映画は今までない。[投票]
★3鉄道のロマンス(1903/米)男と女がある駅で出会い、列車で旅に出る。そして旅が終わり列車で結婚式をあげる。 アメリカの鉄道会社ラカワンナ鉄道の宣伝用のために作られた映画。無煙炭燃料の汽車だと服が汚れないことを宣伝したかったらしいです。世界初のコマーシャル映画。約3分の短編。[投票]
★3ワイルド・チェイス(2000/米=カナダ)銀行から大量の金塊が盗また。犯人の一人と同じ監獄に入っていたこそ泥の主人公ジェイミー・フォックスをもう一人の犯人を捕まえるためにおとりとして政府は利用する。探知機を歯に埋め込まれた主人公とそれを監視する政府、金塊を探す犯人との攻防が始まる。[投票]
★3新・仁義なき戦い。(2000/日)阪本順治監督による「仁義なき戦い」のリメイク。幼なじみの少年2人、ある事件ではなればなれになる。時は過ぎ現代、巨大な暴力団の3代目が急死、跡目をめぐって抗争がはじまる。少年のひとりはやくざ豊川悦司になっている。もうひとりの少年はコリアン社会の実力者布袋寅泰になっている。2人とも争いに巻き込まれながら再会する。2人の絆をクールな映像で描いていく。豊川悦司布袋寅泰佐藤浩市岸部一徳哀川翔村上淳と「濃い」顔がいっぱいである。 [投票]
★3愚か者・傷だらけの天使(1998/日)ちょっと頭は弱いが根はまじめなで熱血漢の主人公真木蔵人。今日もまたバイト先でけんかして首になる。ある日公園で主婦に声をかけられる、自分の息子を探してほしいと。生活費に困っていた主人公は彼女の息子を探す。この映画は真木蔵人鈴木一真の明るく爽やかな男の魅力であふれている。この映画のラスト、続編の「傷だらけ天使」に繋がるエピソードがある。 [投票]
★2クレモナのバイオリン職人(1909/米)イタリアのクレモナに二人のバイオリン職人がいました。彼らは同じ一人の女性に恋をしていました。あるときバイオリン製作のコンテストがあり優勝者はその女性と結婚できることに。二人の職人は一生懸命製作しますが自信がなく、こっそりとお互いのバイオリンを取り替えてしまいました。コンテスト当日、優勝者は・・・。[投票]
★2夜のいそぎんちゃく(1970/日)少年院にいる洋子渥美マリは保護司の和田牧師千秋実に引き取られる。彼女はたった一人の肉親の妹の罪をかぶり少年院に送られていた。そのことは誰も知らない。彼女の天真爛漫な性格が良いのか悪いのかわからなく牧師は悩まされる。しかし魅力的な彼女は次第に教会の若い青年団の人気者になっていく。やがて青年団の若い青年たちにモーションをかけられついに身体を許してしまう。彼女は毎夜青年たちに身体を許すが何も悪いと思っていない。それを知った牧師は彼らから引き離すためにアパートを借りて一人暮らしをさせ、毎日神の教えを説いていく。やがて牧師も洋子の純粋な心と若い肉体に惹かれていく・・。[投票]
★2チルファクター(1999/米)ある島で軍事秘密実験が行われた。ものすごい破壊力を持つ化学兵器で多数の死者を出し実験は失敗に終わった。実験の責任者の博士は不問になり、彼らを守っていた軍人は刑務所に入れられた。それから10年後、復讐に燃える軍人のテログループが博士とその化学兵器を襲う。 博士の釣り仲間であるコーヒーショップの店員と店に搬入していたアイスクリーム業者のところに血だらけの博士が入って来た。この兵器を頼むと、ただしこの兵器は華氏50度(10度)以上になると爆発する。何百万人と死者が出る。そこに復讐に燃える軍人が追って来た。普通の青年である2人はなんとか力を合わせ逃亡する・・・。[投票]
★2炎のストライカー(1987/米)裕福な家庭で育った主人公がプロサッカー選手になるためブラジルへ旅発つ。そのブラジルでスーパースターのペレのもとで修行を積み、立派に成長していく。スポーツ青春物語。[投票]
★2テリー・フォックス物語(1983/カナダ=米)癌のために片足を切断したテリー・フォックス(エリック・フレイヤー)が癌の研究基金を集める為にカナダ横断マラソンを決意する。ミカ(ロザリンド・チャオ)という障害児教育に取り組む女性と出会い、弟のダレル(クリス・メイクピース)の助けを借り、走り続ける。しかしなかなか人々の反応は冷たい。そこにガン協会の宣伝マン(ロバート・デュバル)が現れ、彼の宣伝でカナダ中にテリーの名前は知れわたるようになり基金は集まり出した。しかし過酷なマラソンはテリーの心臓を蝕んでいった。実話にもとづく作品。[投票]