★5 | ブレードランナー(1982/米) | 環境汚染により酸性雨が絶えず降り続ける近未来の地球、ロサンゼルス。植民惑星で反乱を起こし地球に潜入した4体の惑星開発用のネクサス6型レプリカント(人造人間)と、それを追う「ブレードランナー」デッカード(ハリソン・フォード)との死闘。この映画の完成を待たずして亡くなったSF作家フィリップ・K・ディックの長編小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の映画化。通常の劇場公開版以外に、ビデオ用に一部わずかな修正を加えた完全版、1992年に監督リドリー・スコット自ら不本意であった箇所に修正を加えて再編集し公開された最終版なども存在する。その世界観、映像美が話題を呼び、未だにカルト的な人気を持つSF超大作。 | [投票(6)] |
★5 | ELECTRIC DRAGON 80000V(2001/日) | 「何で俺を怒らせた!」「怒ったお前に会いたかったんだよ!」。電気と感応し爬虫類と心を通わせる男、竜眼寺盛尊(浅野忠信)。電気を修理し怪電波をキャッチする謎の男、雷電仏像(永瀬正敏)。常識を遥かに超える2人の闘いが今始まる!石井聰亙節炸裂、映画ジャンルぶち壊しの爆音轟くロック映画。モノクロ55分。 | [投票(4)] |
★5 | GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日) | 2029年、高度なネットワーク化、電脳化、義体化が進む未来社会で犯罪を取り締まる「公安9課」の草薙素子少佐は脳を除く全身のほとんどを機械部品に置き換えたサイボーグ。人間としての自己の確証を得られぬ苦悩を抱きつつも活躍する彼女の前に「人形使い」と呼ばれる正体不明のハッカーが現れる・・・。制作費の3分の1が海外出資によるもので、日本国内以上に海外でのヒットを呼び、全米セルビデオチャート1位を獲得。『AKIRA』と共にジャパニメーションの代表格として知られ、後の『マトリックス』製作の最大のきっかけとなったサイバーパンクSFアニメ。 | [投票(4)] |
★5 | ウォーカー(1987/米) | これは実話である。19世紀中頃、内戦終結と民主主義設立の名の下に、58人の「不死隊」を率いて中米ニカラグアへと渡り、恐怖政治を敷く独裁者となった男ウィリアム・ウォーカー(エド・ハリス)。その狂気に満ちた末路を、後(制作当時)のレーガン政権によるニカラグア介入への痛烈な批判を交えて描いた問題作。監督アレックス・コックスはこの作品をもって見事ハリウッド追放の身となった。 | [投票(2)] |
★5 | セイヴィア(1998/米) | アメリカ人であったが罪を犯したために故郷も本名も捨てて外人部隊に入ることとなり、ボスニア内戦のセルビア側に参戦しているギイ<本名:ジョシュア>(デニス・クエイド)。ふとしたことから彼は民族・宗教が憎しみ合う冷酷無情なこのボスニアの戦場でヴェラ(ナタサ・ニンコビッチ)という女性と彼女の赤ん坊を助ける事となるのだが・・・。監督はこの映画のプロデューサーでもある戦争映画の巨匠オリバー・ストーンに強く影響を受けたというユーゴ出身のセルビア系監督ピーター・アントニエビッチ。ちなみにナスターシャ・キンスキーはほとんど特別出演です。 | [投票(2)] |
★5 | ユメノ銀河(1997/日) | 路線バス女車掌達の間には噂があった。女車掌と内縁を結んでは、次々と事故に見せかけ殺しているという運転手の噂が。車掌トミ子(小嶺麗奈)は友人車掌、艶子の事故死で、その噂を耳にする。艶子は同僚運転手の新高(浅野忠信)と婚約した直後、2人の乗ったバスで事故に会い、1人死亡したのだ。そんな中、トミ子のバス会社に1人の運転手が入社する。その男はまさしく艶子の婚約者であった新高。そして、時同じくして届いた艶子が生前に書き留めた手紙には「婚約者に殺される気がする」という言葉が記されていた・・・。夢野久作の「少女地獄」の一遍「殺人リレー」を石井聰亙監督が幻想的モノクロームで映画化。 | [投票(1)] |
★5 | AKIRA(1988/日) | 同名マンガを原作者大友克洋自ら監督、アニメ映画化。 1988年7月16日、東京崩壊をきっかけに第3次世界大戦が勃発。それから31年後、2019年東京湾上の埋立地に作られた新市街ネオ東京を舞台に繰り広げられる、国家最高機密「アキラ」を巡る破壊の物語。 制作費10億円、セル画枚数15万枚という規模、綿密な作画や斬新な映像感覚と音楽、暴力描写・破壊映像などで当時の日本アニメ界に革新をもたらし、ジャパニメーションという言葉を生む日本アニメ海外進出のきっかけとなったサイバーパンクSFアニメ超大作。世界中の映像作家に多大な影響と衝撃を与えた事でも有名。 | [投票(1)] |
★5 | ラスティ・メン(1952/米) | かつてのロデオ乗りのスター、ジェフ(ロバート・ミッチャム)は大会での負傷を機に引退し、故郷の少年時代を過ごした牧場を訪れる。そこへやって来たのがウェズ(アーサー・ケネディ)とルイーズ(スーザン・ヘイワード)の夫婦。二人は牧場の購入を計画していたのだ。ロデオファンのウェズはジェフとの出会いに喜び、かねてからロデオ乗りに憧れていた事を語り、ロデオのを指導してくれるよう頼み込む。ジェフもこれを受け入れ、二人は大会への出場を計画する。平穏な暮らしを望む妻ルイーズも「牧場購入の資金が貯まるまで」という条件付きでしぶしぶ承諾し、三人で大会を巡るトレーラーの旅へと出るのだが・・・。 | [投票] |
★5 | 男たちの挽歌 II(1987/香港) | (注:前作のネタバレあり)カタギに戻る事を決意し服役中のホー(ティン・ロン)に警察からかつての恩人ルン(ディーン・セキ)に対する潜入捜査の依頼が入る。断っていたホーだが、弟キット(レスリー・チャン)が既に潜入している事を知らされ、彼をその危険な捜査から外す事を条件に承諾。ところが、当のルンは組織を引退し、カタギの造船業を始めていた。しかし、ルンはかつての部下にはめられ、命を狙われ、ホーの助けでN.Y.へ逃亡するが・・・(チョウ・ユンファ登場まではまだまだ続く→) [more] | [投票] |
★5 | ブレイド(1998/米) | 深夜のビル街の片隅で血のシャワーを浴びて狂喜するヴァンパイア達の前に一人の男が現れる。その男の名はブレイド(ウェズリー・スナイプス)。ヴァンパイアと人間の両方の長所を兼ね備えたハーフ、「デイ・ウォーカー」である彼は人間社会に害を及ぼすヴァンパイアを相手に暗躍していた・・・!アメコミを原作を主演ウェズリー・スナイプス自ら製作を務め、監督に日本コミックの影響を強く受けている新鋭スティーブン・ノリントンを迎え入れて映画化。 | [投票] |
★5 | 迷宮物語(1987/日) | ピエロに連れられ、奇妙な世界に迷い込む少女・・・「ラビリンス*ラビリントス」、その驚異的な走りから死神の呼び名がついたレーサー、ザック。だが、彼の精神はすでに限界を迎えていた・・・「走る男」、工事中止を伝えるために派遣された男がそこで目にした者は期限厳守のために命令を無視し、働きつづけるロボット達であった・・・「工事中止命令」 りんたろう、川尻善昭、大友克洋が眉村卓の短編をそれぞれ映像化した3話構成のオムニバスアニメーション。大友克洋は本作でアニメ初監督、川尻善昭も単独監督は初。 [more] | [投票] |
★5 | ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994/米) | ミッキー(ウディ・ハレルソン)とマロリー(ジュリエット・ルイス)は出会ってから逮捕されるまでの3週間、マロリーの両親を含む52人を次々と殺し、世界中に名が広められ、英雄的な人気を呼んだ殺人者のカップル。人気TV番組のキャスター、ウェイン・ゲール(ロバート・ダウニーJr.)は逮捕された今もなお人気の衰えない2人に刑務所内で全米生放送の独占インタビューをしたいと、刑務所長(トミー・リー・ジョーンズ)に話を持ちかけ、ついにミッキーへのインタビューが行われる事になるのだが・・・。クエンティン・タランティーノの原作を監督オリバー・ストーンという異色な組み合わせで映画化された問題作。 | [投票] |
★5 | ヒーロー・ネバー・ダイ(1998/香港) | 対立関係にある二大犯罪組織に属すライバルであるジャック(レオン・ライ)とチャウ(ラウ・チンワン)。組織間の激しい抗争で共に重傷を負った2人は組織からは捨てられ、多くの犠牲を出した抗争も2大組織が合併という結果に終った。かつての抗争で活躍した2人ももはや組織から疎まれるようになり、2人はそれぞれの復讐へと立ち上がる・・・。テーマソングは‘スキヤキ’こと「上を向いて歩こう」。 | [投票] |
★5 | プラトーン(1986/米=英) | 1967年、ベトナム。同世代の貧しい若者達だけが徴兵され国のために死んでいく現状に憤りを感じ、大学を中退し、ベトナムの戦場に自ら志願してやってきた、クリス・テイラー(チャーリー・シーン)。最前線の小隊に所属させられた彼だったが、その小隊はバーンズ曹長(トム・ベレンジャー)とエリアス軍曹(ウィレム・デフォー)の上司2人が対立状態にあった・・・。大学を中退しベトナムに渡り、歩兵隊に志願した監督オリバー・ストーン自身のベトナム体験をもとに描いた自伝的作品であり、アカデミー作品賞、監督賞、編集賞、音響賞の4部門を受賞。当時、無名に等しかったジョニー・デップも出演。 | [投票] |
★4 | 風雲 ストームライダーズ(1998/香港) | 武術界の頂点に君臨する野望を抱く「天下会」の雄覇(サニー千葉)は‘風’(イーキン・チェン)と‘雲’(アーロン・クォック)という2人を手に入れれば彼の今後の人生の前半は無敵になるという予言を告げられる。それを知った彼はその2人を会の力で探し出し直弟子として育てあげ、その勢力は拡大の一途をたどっていたが、知らされずにいた彼の人生の後半に対する予言は全く彼の予期するものではなかった・・・。香港の人気コミックをワイヤーアクションとILMの協力も得たCGを駆使し映画化し、香港で大ヒットした荒唐無稽アクション大作。サニー千葉こと千葉真一の怪演も話題に。*ご鑑賞に関するご注意→ [more] | [投票(4)] |
★4 | デス・マシーン(1995/英) | 近未来、兵器開発企業チャンク社では、新任の女性社長ケイル(エリ・プージェ)が社長就任早々、社会から非難を浴びている研究事業の問題に取りかかるが、彼女は社の重役達がその研究主任であるダンテ(ブラッド・ダーリフ)を恐れていることに気付く・・・。『エイリアン2』などにも参加していたイギリスのSFXアーティスト、スティーブン・ノリントン初監督作。ちなみに、登場人物のネーミングは必笑もの。 [more] | [投票(3)] |
★4 | フィフス・エレメント(1997/米=仏) | 23世紀地球。宇宙から地球を破壊しうる力を持った巨大な生命体が地球に接近する中、元特殊部隊員のタクシー運転手コーベン(ブルース・ウィルス)は偶然、リールー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)という謎の美女と出会い、地球存亡をかけた戦いに巻きこまれる・・・。『レオン』のリュック・ベッソンがついに本性を現し、自ら構想していた企画を100億円を超える制作費をつぎこんで作り上げてしまった、正気の沙汰とは思えない娯楽SF超大作。本作で映画界から注目を浴びるようになったクリス・タッカーにも要注意! | [投票(3)] |
★4 | アヴァロン(2001/日=ポーランド) | 喪われた近未来。現実への失望を埋め合わせるべく、若者たちは非合法の仮想戦闘ゲーム「アヴァロン」に熱中していた。このアヴァロンの世界で活躍するソロの女戦士、アッシュ(マウゴジャータ・フォレムニャック)はかつて彼女が所属した最強のパーティー「ウィザード」の元リーダー、マーフィー(イエジ・グッデイコ)が幻のフィールド「クラスSA」へアクセスを試み、未帰還者と呼ばれる廃人になっている事を知り、クラスSAを目指す決意をする・・・。 全編ポーランドロケで製作された、ジャパニメーションの代表監督、押井守が提唱する「来るべき映画」。 [more] | [投票(3)] |
★4 | エスケープ・フロム・L.A.(1996/米) | 2013年、大地震で孤島と化したロサンゼルスは合衆国を追放された者達が送り込まれる無法地帯と化していた。そんなL.A.に大統領の娘が国家の機密装置を奪って逃亡、L.A.を支配する凶悪テロリストのもとへ。打つ手を知らぬ政府は、再び伝説のあの男スネーク(カート・ラッセル)を利用することに・・・。B級映画の金字塔と称された『ニューヨーク1997』からの15年間の沈黙を破り登場したジョン・カーペンター監督の人気シリーズ第2作。前作以上にアメリカ社会への痛烈な風刺に溢れた意欲作。なんと、制作費は前作の7倍!? | [投票(2)] |
★4 | 獣兵衛忍風帖(1993/日) | 時は江戸。望月藩の密命を受け正体不明の疫病の調査に乗り出した甲賀組が、謎の忍び集団・鬼門八人衆の手により一夜にして全滅。通りすがりのはぐれ忍び・牙神獣兵衛(山寺宏一)は甲賀忍者唯一の生き残り・陽炎(篠原恵美)を偶然救った事から戦いへと巻き込まれ、陽炎や公儀隠密の濁庵(青野武)らと共に、人間離れした術を操る鬼門衆の陰謀に立ち向かう事に・・・。“Ninja Scroll”のタイトルで全米ビデオ/DVDセールス累計80万本という大ヒットを記録し、ハリウッドでの実写化も企画されている川尻善昭監督の代表作品。 | [投票(1)] |