★3 | 白い刻印(1997/米) | 弟ロルフ(ウィレム・デフォー)が語る兄ウェイド(ニック・ノルティ)の物語。警官のウェイドは、妻と離婚して娘ともなかなか会えない身分。地元の名士の雑用を請け負いながら恋人マージュ(シシー・スペイセク)とほそぼそと暮らしていた。そんな中、州の組合幹部が狩りの最中に事故死する事件が発生。アル中で暴力的だった父親グレン(ジェームズ・コバーン)と同じ運命を辿ることに怯える彼は、その事件に疑惑を感じ、いつしかのめりこんでいく・・・。プロデューサーもつとめたニック・ノルティは本作でニューヨーク映画批評家賞を獲得し、ジェームズ・コバーンはアカデミー助演男優賞を受賞した。(114分) | [投票] |
★3 | ダンディー少佐(1965/米) | 南北戦争末期のニューメキシコでは、チャリバ率いる凶暴なアパッチが暴れまわっていた。北軍少佐ダンディー(チャールトン・ヘストン)はチャリバ討伐を決意。スカウトのボッツ(ジェームズ・コバーン)やラッパ手のライアン(ジム・ハットン)の他に、捕虜として捕らえていたタイリーン大尉(リチャード・ハリス)ら南軍兵士も参加させた混成部隊を結成する・・・。(117分) | [投票] |
★4 | クロムウェル(1970/英) | 1940年の英国。ケンブリッジの領主クロムウェル(リチャード・ハリス)は日頃から、横暴な専制君主制に対して不満を抱いていた。英国王チャールズ一世(アレック・ギネス)は軍事費捻出のために議会を召集するが、逆にクロムウェルら強硬派議員は、国王に対して議会の支配権の放棄を請願する。チャールズ一世はこの請願を拒否し、議会を一方的に解散させる。かくして国王派と議会派による内乱が勃発し、クロムウェルは諮らずしも“絶対的権威への反乱”というタブーを冒す首謀者へと祭り上げらていく・・・。(134分) | [投票] |
★4 | ハスラー(1961/米) | 若きビリヤードの天才エディ(ポール・ニューマン)は、シカゴの名人ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)に挑むが、36時間の熱戦の末に惨敗する。燃え尽きたエディはサラ(パイパー・ローリー)と同棲し、酒浸りの生活を送る。やがてエディは復活を賭け、その世界の大物バート(ジョージ・C・スコット)と手を組むが・・・。アカデミー撮影賞を受賞。(135分) | [投票] |
★4 | イルカの日(1973/米) | 海洋動物学者のジェイク・テリル博士(ジョージ・C・スコット)とその妻マギー(トリッシュ・バン・ディバー)は、イルカに人間の言葉を覚えさせる実験を続けていた。研究の成果はひた隠しにしていたが、実は人間の言葉を理解し使いこなせる天才イルカのアルファが誕生していた。そのイルカを狙って、不審な動きが・・・。(105分) | [投票] |
★4 | みな殺しの霊歌(1968/日) | 冒頭いきなり女を殴って縛り付ける男(佐藤允)。拷問して4人の女性の氏名・住所を聞きだした後、レイプの果てにナイフでメッタ刺しにする。その後立ち寄った食堂で、親切な店員の春子(倍賞千恵子)と運命的に知り合うのだった。 / 一方、警察の捜査は難航。ただ、被害者の女が殺されたマンションで、少し前に16歳の少年が飛び降り自殺をしていた。それと事件は無関係と見る刑事達だったが・・・。(松竹/90分) | [投票] |
★4 | 眠狂四郎人肌蜘蛛(1968/日) | 十余年ぶりの母の墓参に、甲府の村に立ち寄った眠狂四郎(市川雷蔵)。その村では将軍の妾腹から生まれた双子の土門兄妹が移り住み、村人は彼らの住居を「鬼館」として恐れていた。妹・紫(緑魔子)は村の男達を性の奴隷として弄んで惨殺し、妹に異常な執着を示す兄・家武(川津祐介)も面白半分に人間狩りを行うといった暴虐の限りを尽していた。他人の不幸には無関心の狂四郎だったが、自分と同じ暗い出生を持つ若者・薬師寺兵吾(寺田農)が「鬼館」に召集されることを知った時、怒りの円月殺法を炸裂させる・・・。(大映/80分) [more] | [投票] |
★4 | 斬る(1962/日) | 飯田藩の江戸屋敷。侍女の藤子(藤村志保)は、殿の妾を刺し殺す。殿の逆鱗に触れた彼女は、長岡藩の剣客・多田草司(天知茂)の手によって斬首の刑に処された。◆◇◆それから二十余年過ぎたある小藩にて。水戸の剣客・庄司嘉兵衛との御膳試合で、藩の誰も歯が立たぬのを見かねた藩主は高倉信吾(市川雷蔵)を指名。信吾は邪剣技「三絃の構え」で見事に破った。そんな彼の活躍を快く思わない者の手によって、信吾の父・信右衛門と妹・芳尾(渚まゆみ)は殺される。こと切れる寸前の父親は、世にも恐ろしい出生の秘密を信吾に告げるのだった・・・。(大映/71分) [more] | [投票] |
★3 | ビー・バップ・ハイスクール(1985/日) | 愛徳高校の加藤ヒロシ(清水宏次朗)と中間トオル(仲村トオル)は、番長の“格”なんかに興味がなく、自由気ままに学生生活を楽しむ新世代〈現在では超・旧世代〉つっぱり高校生。ダブってしまい今年も二年生だが、仲間の昇や順子(宮崎ますみ)達とケンカと遊びを満喫する日々。しかし、「ヒロシ君、トオル君。すぐケンカばかりする!」と、愛しの今日子(中山美穂)に説教されて、“カタギ”の高校生になろうとしたが、どうも上手くいかない。やっぱ自分達には無理だと元の生活に戻るが、地元最大の問題校・戸塚水産の生徒に手を出したもんだから大ピンチ。(東映/90分) [more] | [投票] |
★4 | 三匹の侍(1964/日) | 圧政に苦しめられている百姓の代表者が、藩主への直訴を妨害しようとする代官の娘(桑野みゆき)を誘拐して水車小屋にたてこもっていた。そこに偶然通りかかった浪人・紫左近(丹波哲郎)は百姓側に加担する。邪魔な左近を始末しようと代官は桔梗鋭之介(平幹二郎)、桜京十郎(長門勇)ら腕の立つ浪人達を刺客として送りこむ。三匹の侍はそれぞれの事情によりやがて結ばれてゆくことに・・・。人気TV時代劇の映画化で、TV版も演出した五社英雄の劇場監督デビュー作。(松竹/94分) | [投票] |
★3 | 十三人の刺客(1963/日) | 弘化元年、暴虐な明石藩主・松平斉韶(菅貫太郎)に江戸幕府も頭を悩ましていた。しかし斉韶は将軍の弟君である為に表立った処分は難しい。そこで幕府は極秘に、御目付役・島田新左衛門(片岡千恵蔵)に斉韶暗殺を命じる。集められた十一人の剣豪たち(里見浩太郎、嵐寛寿郎、西村晃他)。しかし彼らの暗殺計画を察知した明石藩御用人・鬼頭半兵衛(内田良平)が立ちはだかる・・・。片岡千恵蔵、里見浩太郎、嵐寛寿郎等、戦前・戦後の時代劇スターが集結して作られた集団時代劇。(東映/125分) | [投票] |
★3 | 北陸代理戦争(1976/日) | 北陸、福井を牛耳る富安組の初代組長・安原(西村晃)と若頭・川田昇(松方弘樹)の“親子喧嘩”に、関西の有力ヤクザ組織、浅田組の金井(千葉真一)と、金井と対立する浅田組主流派(遠藤太津朗、成田三樹夫)が代理として介入して抗争が激化。これ見よがしに昇の叔父貴分に当たる万谷(ハナ肇)が二代目に襲名。後継争いに敗れて福井を追われた昇は、金井に恨みを持つ金沢の柳川組の若頭・竹井(伊吹吾郎)と手を組んで復讐の機を伺う・・・。北陸の雪地にも吹き荒れる仁義なき戦い。(東映/98分) [more] | [投票] |
★4 | 39 刑法第三十九条(1999/日) | 妊婦を含む夫婦殺害事件が発生し、劇団員の青年・柴田真樹(堤真一)が逮捕される。だが殺人行為は認めたものの、不可解な言動を繰り返す。弁護側の請求で司法精神鑑定が行われ、鑑定人の柴田教授(杉浦直樹)と助手の小川香深(鈴木京香)が接見するが、そこで柴田のもう一つの人格である“カモメ”が現れた!柴田教授は多重人格者と診断するが、小川香深は疑問を感じる・・・。刑法第39条「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス、心神耗弱者ノ行為ハ之其刑ヲ減刑ス」 この法の問題点を突いたサイコサスペンス。(製作=光和インターナショナル/配給=松竹/133分) | [投票] |
★4 | 東京上空いらっしゃいませ(1990/日) | キャンペーンガールのユウ(牧瀬里穂)はスポンサー企業の専務・白雪(笑福亭鶴瓶)に関係を強要され、逃げようとしたところを車にはねられ死んでしまう。しかし天国案内人のコオロギ(笑福亭鶴瓶=二役)を上手くまるめこんで、まんまと元の姿で地上に戻ってくる。そして広告代理店の社員・雨宮(中井貴一)のマンションに居候し、幽霊として暮らしていこうと決意するが・・・。(製作=ディレクターズ・カンパニー、松竹第一興行、バンダイ/配給=松竹/109分) | [投票] |
★3 | あしたのジョー(1980/日) | ボクシング漫画の金字塔であるTVアニメを、同年に続編であるパート2の放送が始まることを記念して劇場公開された編集版。不良少年の矢吹丈(声=あおい輝彦)が、ボクシングジムを経営する丹下段平(声=藤岡重慶)を通じてボクシングに出会う。そして宿命のライバル、力石徹(声=細川俊之)と対決するまでを描く。翌年、続編『あしたのジョー2』も劇場公開された。(製作=三協映画、富士映画、ヘラルドエンタープライズ/配給=日本ヘラルド、富士映画/153分) | [投票] |
★4 | 帝銀事件 死刑囚(1964/日) | 昭和23年1月26日、東京都豊島区長崎帝国銀行椎名町支店で毒物による前代未聞の大量殺人事件が発生。容疑者として画家の平沢貞通(信欣三)が逮捕されるが、裁判では自白をひるがえし無実を訴える。新聞記者ら(内藤武敏、鈴木瑞穂、井上昭文)は独自に調査を開始するが、そこで意外な犯人像が浮かび上がってくる・・・。GHQ統治下の時代に起こった謎と疑惑に包まれた怪事件の真相を、ドキュメンタリー・タッチで迫った社会派熊井啓の劇場用映画の監督デビュー作。(日活/108分) | [投票] |
★3 | 追跡者(1970/米) | 喧嘩からあやまって老人を殺した男達を追って、執行官(バート・ランカスター)が町に乗り込んできた。ところが犯人達は町の有力者(リー・J・コッブ)の子分で、町の保安官(ロバート・ライアン)を含めて誰も彼に協力しようとしない。徹底して法律を尊重する執行官は、さらなる悲劇を呼ぶことに・・・。(100分) | [投票] |
★3 | ザ・ドライバー(1978/米) | 強盗の逃走を助ける腕利きの逃がし屋ドライバー、通称“カーボーイ”(ライアン・オニール)に警察は手を焼いていた。彼の逮捕に異常な執念を燃やす刑事(ブルース・ダーン)は、強盗一味まで抱きこんで彼を罠にはめようとする。女賭博師(イザベル・アジャーニ)も巻き込んで事件は思わぬ方向へ・・・。登場人物達の個別姓名は一切出てこない。プロの人間達の駆け引きをクールに描いたウォルター・ヒル初期の代表作。(91分) | [投票] |
★5 | ワーロック(1959/米) | 無法者達によって保安官が追放されたワーロックの町民は用心棒を雇うことに。執行官のマーシャル(ヘンリー・フォンダ)が相棒で札付きの賭博師モーガン(アンソニー・クイン)を連れてやって来る。マーシャルは拳銃による力の支配で平和を取り戻すが、ある殺人事件をきっかけに町民と対立。正式な保安官として、かつて無法者集団の一員だったギャノン(リチャード・ウィドマーク)が選ばれるが・・・。(121分) | [投票] |
★3 | ホスピタル(1971/米) | ニューヨークの巨大総合病院。誤診や事故死が多発し、病院内の風紀も乱れきっていた。挙句に意識不明の重病患者ドラモンド(バーナード・ヒューズ)の娘バーバラ(ダイアナ・リグ)がやって来て、超自然療法を始める始末。院長のハーバート(ジョージ・C・スコット)は疲れ果ててアル中気味。そんな喧騒の中、病院内で変死事件が連続して発生。ひょっとして、誰かが病院内で殺人を繰り返しているのでは!?(103分) [more] | [投票] |