★2 | シャッター(2008/米) | カメラマンのベン・(ジョシュア・ジャクソン)とジェーン・(レイチェル・テイラー)はニューヨークで結婚式をあげ、ベンの仕事と新婚旅行を兼ねて来日する。ある晩、貸別荘に向かう途中の山道で白い服を着た女・(奥菜恵)を車で轢いてしまうが、女の姿はどこにもない。それ以降、ベンは肩や首に原因不明の痛みを訴えるようになり、写真を撮ると妙なものが写って失敗してしまう。たまりかねた二人は心霊写真評論家の村瀬・(山本圭)に相談する。タイ映画『心霊写真』のリメイク[カラー・ヴィスタ/90分]
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★4 | 蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち(1993/日) | 昭和16年、長野県の小学六年生、鈴木恭太・(山口勝平)は五属協和の理想郷建設の為に"満蒙開拓青少年義勇軍"への参加を決意し、親友の健次・(草尾毅)を誘うが、健次は「本当に五属協和なら、なぜ戦争をするのか」という疑問をぶつけ、師範学校への進学を告げる。再会を誓い別れた二人だったが、希望で胸を膨らませて旅立つ恭太を待ち受けていたのは敗戦後の満州からの過酷な引き揚げであった。ナレーションは香川京子[カラー・スタンダード/90分]
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★3 | スカイ・オブ・ラブ(2003/香港) | 1981年上海の大学に通うシャオジア・(ジジ・リョン)は、ひょんなことから手に入れた無線機から2002年の同じ大学に通うジアフイ・(ケン・チュウ)の声を聞く。二人はお互いの気になる異性の話(シャオジアは大学の先輩ウェン(トン・ダーウェイ)のことを、ジアフイはシュアンシュアン・(リュウ・ツー)のことを)をして親交を深めていく。韓国映画『リメンバー・ミー』の香港リメイク[カラー・ヴィスタ/91分]
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★3 | 噂の娘(1935/日) | 妻と死別した入婿の健吉・(御橋公)は長女の邦江・(千葉早智子)と灘屋酒店という酒屋を営んでいるが、
義父(邦江の祖父)の啓作・(汐見洋)は店の経済事情も省みず毎晩飲み歩き、
次女の紀美子・(梅園龍子)は男友達と夜な夜な遊び歩く。
邦江は叔父・(藤原釜足)の仲介で新太郎・(大川平八郎)とお見合いをするが、
新太郎は邦江に付いてきた紀美子の方を気に入る一方で、邦江は健吉の妾であるお葉・(伊藤智子)の身を案じて同居を提案する。その頃、健吉は経営が傾いた店を立て直そうとある事を画策する。
チェーホフの『桜の園』が下敷きらしい。
[P.C.L./モノクロ・スタンダード/57分]
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★3 | 戦場からの脱出(2006/米) | 1965年当時のベトナムでの戦闘はまだ小規模であり、全面戦争の前触れとなったのはラオス国内への空爆だった。アメリカ海軍航空兵のディーター・デングラー・(クリスチャン・ベール)は初任務の飛行でラオスの村に墜落し捕虜となる。
収容所で一緒になったドウェイン・(スティーヴ・ザーン)やジーン・(ジェレミー・デイヴィス)は既に何年も閉じ込められており、最初は脱獄には否定的であったが、デングラーによる綿密な脱獄計画に次第に乗るようになる。実話。[カラー・ヴィスタ/125分]
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★2 | ラフマニノフ ある愛の調べ(2007/露=ルクセンブルク) | ロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ・(エフゲニー・ツィガノフ)はグラズノフの放漫な指揮のせいで交響曲第1番を酷評される。精神的な打撃を受け、長い間作曲ができなくなったセルゲイだったが、アンナ・(ヴィクトリア・イサコヴァ)や教え子のマリアンナ・(ミリアム・セホン)との恋や、従妹で妻のナターシャ・(ヴィクトリア・トルストガノヴァ)の献身的な支え、精神科医、ニコライ・ダーリ博士・(イゴール・チェネヴィチ)の暗示療法を経て、やがて世紀の名作となるピアノ協奏曲第2番を誕生させる。[カラー・スコープ/96分]
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★3 | ビルと動物園(2007/日) | 30代を目前に控えた原田香子・(坂井真紀)は上司の杉浦・(勝村政信) と不倫中。一方、ヴァイオリン科の音大生の大村慎・(小林且弥)は卒業を目前に控えて進路がまだ決まっていない。ある日、ビルの窓拭きバイトをしていた慎は窓の向こうのオフィスで働く香子と目が合い一目惚れをする。バイトの先輩、一太・(山口祥行)が強引に電話番号を聞き出してくれて二人はデートすることになり、将来の見えなかった二人に転機が訪れる。[カラー・ヴィスタ/100分]
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★3 | セカンド・ラブ(1983/日) | グリーンコーディネーター(園芸装飾家)をしている日向一実・(大原麗子)は
再婚して2年目の年上女房だが、建築家である夫の秀夫・(小林薫)に妊娠の兆候を報告しない。
夫には最近、フリーライターの展子・(中村れい子)という
女ができたようであり、妻には目下、喫茶店マスターの友晴・(アイ・ジョージ)
が言い寄っている。自宅に掛かってくる無言電話や帰宅すると死んでいた見知らぬ男。奇妙な出来事が必要以上にお互いを束縛しない夫婦関係に影を落とす。[東映/カラー・ヴィスタ/103分]
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★4 | 彼女と彼(1963/日) | 百合丘団地に住む石川直子・(左幸子)はある晩、隣接するバタヤ部落のバラック小屋が燃えているのに気が付いて目を覚ます。普段は部落のことなど気にも留めない直子だったが、この時から異常な興味を抱き、伊古奈・(山下菊二)という男と交流するようになる。伊古奈は夫の英一・(岡田英次)と同級生だが、"クマ"と呼ぶ黒い犬をいつも連れながら廃材を拾って生計を立てており、親のない盲目の少女・(五十嵐まりこ)と暮らしていた。
ベルリン国際映画祭で特別賞受賞[製作:岩波映画/配給:ATG/モノクロ・スタンダード/108分]
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★2 | Sad Movie サッド・ムービー(2005/韓国) | 手話通訳のスジョン・(イム・スジョン)にプロポーズを切り出せない消防士のジヌ・(チョン・ウソン)、
画家のサンギュ・(イ・ギウ)に片想いの聴覚障害者スウン・(シン・ミナ)、
スーパーのレジのスッキョン・(ソン・テヨン)から別れを切り出されたフリーターのハソク・(チャ・テヒョン)、
仕事が忙しく息子フィチャン・(ヨ・ジング)に寂しい思いをさせているジュヨン・(ヨム・ジョンア)。
それぞれの終焉する愛を描いた群像劇[カラー・スコープ/109分]
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★3 | 天国はまだ遠く(2008/日) | 仕事や人間関係に疲れ果てた山田千鶴・(加藤ローサ)はある田舎町に辿り着く。風変わりな青年、田村遥・(徳井義実)が営む民宿たむらに泊まった千鶴は睡眠薬を大量に飲むが、32時間寝ただけで目覚める。田村や村人と触れ合ううちに千鶴の心は次第に癒されてゆくが・・・。[カラー・ヴィスタ/118分]
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★3 | 東京のえくぼ(1952/日) | ある日、河上伸子・(丹阿弥谷津子)は紀の國屋物産の就職試験に行く途中、バスの中でスリに財布をすられたのでバスの運転手に乗客の持ち物検査をしてもらう。スリは前に突っ立っていた男・(上原謙)のポケットの中に入れてまんまと逃げおおせ、その男が代わりに巡査・(小林桂樹)に捕まり留置場に入れられる。派出所には伸子の親友、京子・(高峰秀子)がいた。伸子は無事に入社試験にパスしたが社長の紀の國屋文太郎が行方不明だという。[新東宝/モノクロ・スタンダード/89分]
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★2 | 狼の紋章(1973/日) | ある晩、博徳学園高校の英語教師、青鹿晶子・(安芸晶子)は
歩道橋でチンピラに絡まれた青年が腹を刺されるのを目撃して気を失うが、
数日後、晶子のクラスにその青年、犬神明・(志垣太郎)が転校生としてやってくる。犬神の腹に傷跡らしきものが何もないことに晶子は驚く。
犬神は実は満月が近づくと狼になり不死の力を発揮する秘密を持っていた。そして同じクラスには暴力団・東明会会長の息子、羽黒獰・(松田優作)がおり、二人の壮絶な死闘が始まる。
松田優作のデビュー作で、原作は平井和正のウルフガイ・シリーズ[東宝/カラー・スコープ/84分]
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★4 | 観察 永遠に君をみつめて(2007/日) | 小学生の三上茂樹・(鈴木亮介)はある日、越してきたばかりの部屋から外を眺めていると、遠く高台に建つ豪邸の窓に少女、名取弥生・(新井みやび)を見つける。お年玉をはたいて父親・(小倉一郎)と折半して買った望遠鏡で少女を観察するのを日課とした茂樹だったが、大人・(小沢和義)になり家庭を持った後も弥生・(緒川たまき)を追い続ける。一方、弥生の方は・・・。茂樹と弥生の視点で描いた二部構成[カラー・ヴィスタ/133分]
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★3 | 心の日月(1954/日) | 氏家良吉・(高松英郎)との封建的な結婚を嫌って岡山から逃げてきた皆川麗子・(若尾文子)は恋人の磯村晃・(菅原謙二)と国電・飯田橋駅で待ち合わせることにしたが、待てど暮らせど磯村はやってこない。磯村は神楽坂側、麗子は飯田橋側の出口で待っていたのだ。諦めた麗子は汽車の中で知り合ったバーのマダム、洋子・(水戸光子)のツテで中田商事社長の中田慎一・(船越英二)の秘書として働き始め、慎一に好意を持たれる。一方、寮を追い出された磯村は偶然(笑)中田家の書生として住み込み、慎一の妹の明美・(立山美雪)から恋い慕われる。菊池寛原作で、田坂具隆による31年作の再映画化[大映/モノクロ・スタンダード/93分]
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★3 | かげろう絵図(1959/日) | 徳川家慶・(伊沢一郎)治世下の天保年間、実質的な実権は大御所(家慶の父親)家斉・(柳永二郎)にあり、家斉の妾、お美代の方・(木暮実千代)の養父、中野石翁・(滝沢修)は将軍家のお世継ぎはお美代の方の子にとのお墨付きを家斉から貰おうと画策していた。かつて石翁はお美代の方のライバルで懐妊中のお多喜の方・(矢島ひろ子)を流産させたことがあったが、協力者のお末女中、登美・(山本富士子)は旗本・島田又左衛門・(黒川弥太郎)に幼い頃に引き取られ、幕政改革の為に大奥に潜入させられていた経緯があり、登美と瓜二つの姉、豊春・(山本富士子/二役)は又左衛門の甥である島田新之助・(市川雷蔵)と暮らしていた。
[大映/カラー・スコープ/119分]
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★2 | 共犯者(1958/日) | 福岡の家具デパート・丸堀屋の社長、内堀彦介・(根上淳)は吉沢雅恵・(叶順子)との結婚披露宴の席で憂鬱そうな顔をしていた。彦介は数年前、食器の行商をしていた頃に出会った漆器行商の町田武治・(高松英郎)と共謀して地方銀行を強盗した過去があり、その金を元手にここまでのし上がったのだが、町田がもし自分の出世を知ったら過去のことで脅迫してくるに違いないのだ。彦介は新聞に求人広告を載せて竹岡良一・(船越英二)という男に町田の調査をさせていたが、逐一送られる調査報告書に怯えていた。松本清張の同名原作[大映/モノクロ・スコープ/97分]
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★3 | サバイバル・アイランド(2005/米=英=ルクセンブルク) | ジェニファー・(ケリー・ブルック)は夫のジャック・(ビリー・ゼーン)、友人夫妻とクルーザーをチャーターしてヴァカンスに繰り出すが、雇った給仕のマヌエル・(ファン・パブロ・ディ・パセ)が火事を引き起こしたので海に飛び込む。無人島にたどり着いた3人の(エロチック)サバイバルが始まる。[カラー・ヴィスタ/96分] | [投票] |
★2 | フリージア(2006/日) | 犯罪被害者が加害者に復讐することを法的に認めた"敵討ち法"に基づいた初任務を鮮やかに終えた叶ヒロシ・(玉山鉄二)は、"カツミ敵討ち執行代理人事務所"のヒグチ・(つぐみ)から新たな任務を依頼される。ターゲットはヒロシが15年前に少年兵だった頃の上官の岩崎トシオ・(西島秀俊)であり、二人は"フェンリル計画"で瞬間凍結爆弾の爆破実験に関わっていた。[カラー・スコープ/105分]
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★3 | ハピネス(2007/韓国) | 青年実業家のヨンス・(ファン・ジョンミン)は経営するクラブをたたみ、恋人のスヨン・(コン・ヒョジン)とも別れ、肝硬変の療養の為にソウルから遠く離れた田舎の療養所"希望の家"に入所する。そこで肺の疾患を抱えるウニ・(イム・スジョン)と出会い、一緒に治療を続けているうちにお互いに惹かれあい、やがて療養所を出て同棲する。薬草を摘んだり農業をしたりと、質素な生活に今まで味わったことのない"幸福"を見出したヨンスだったが、ある日、会いに来たスヨンと友人のドンジュン・(リュ・スンス)に「ソウルに戻って来ないか」と誘われ心乱れる。
[カラー・ヴィスタ/124分]
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