★2 | 結婚案内ミステリー(1985/日) | 寺沢紘子・(渡辺典子)はある零細結婚相談所でバイトをしているが、
ある日、関根コンツェルンの関根恭子・(長山藍子)から息子、昌和・(渡辺謙)とお見合いして欲しいと頼まれたので
別荘に行ってみると、実は昌和の婚約者がアメリカで入院中なので身代わりに披露宴に出てくれという。
100万の報酬に目がくらんで引き受けてしまうが、ワナに嵌められていることに気がつかない紘子であった。[カラー・ヴィスタ/91分]
| [投票] |
★3 | 西陣の姉妹(1952/日) | 京都で有数の西陣織の織元である大森家は莫大な負債を抱え、当主の大森孫三郎・(柳永二郎)が拳銃自殺してしまう。後に残されたのは妻のお豊・(東山千栄子)と美しい三姉妹、長女の芳江・(三浦光子)、次女の久子・(宮城野由美子)、三女の富子(津村悠子)、番頭の横山幸吉・(宇野重吉)、職工たち(殿山泰司、日高澄子)、そして孫三郎の妾である染香・(田中絹代)であった。[大映/モノクロ・スタンダード/112分] | [投票] |
★3 | 胡同[フートン]の理髪師(2006/中国) | オリンピックを控えた北京市の故宮裏にある胡同(フートン)で一人暮らしの理髪師のチンさんは92歳だが、今でも三輪自転車に乗って出張散髪をしたり、仲間と麻雀をして過ごしている。しかしそんな胡同も再開発の波に飲み込まれ、チンさんの家もそのうち取り壊されることになった。実在の理髪師チンさんを主人公としたセミ・ドキュメンタリー[カラー・ヴィスタ/105分] | [投票] |
★3 | 球形の荒野(1975/日) | 野上久美子・(島田陽子)は、婚約者で新聞記者の添田彰一・(竹脇無我)と伴に奈良を観光していたが、唐招提寺の芳名帳の中に戦時中に亡くなった筈の父・顕一郎・(芦田伸介)の筆跡に似た"田上孝一"という名前を見つける。添田は外務省の村尾芳正・(岡田英次)、と当時、特派員をしていた滝良精・(山形勲)に話を聞きに行くが要領を得ない。やがて久美子の実家に無言電話が掛かってきたり、歌舞伎の招待券が届いてきたりと奇妙なことが続くが、調査を進めていくうちに父親の生存を確信するようになる。[松竹/カラー・スコープ/100分]
| [投票] |
★4 | 内海の輪(1971/日) | 西田美奈子・(岩下志麻)は女と駆け落ちした夫、江村寿夫・(入川保則)の家を義理の弟である江村宗三・(中尾彬)と訪ねた帰途、宗三と関係を持ってしまう。5年後、美奈子は西田慶太郎・(三國連太郎)と、宗三は江村菊江・(北城真記子)と結婚していたが、二人の関係は続いていた。しかし逢瀬を偶然目撃した者によって二人は次第に追い詰められる。[松竹/カラー・スコープ/104分]
| [投票] |
★2 | 死にぞこないの青(2007/日) | 小学六年生のマサオ・(須賀健太)は新任教師の羽田・(城田優)による理不尽な扇動によりクラス中から苛めのターゲットとなってしまうが、その頃からマサオにだけ顔中傷だらけで青い肌をした不気味な少女、アオ・(谷村美月)の姿が見えるようになる。アオはマサオに復讐するよう囁くのであった。[カラー・ヴィスタ/95分]
| [投票] |
★3 | くちづけ(1955/日) | 全3話のオムニバス★第一話:筧正典「くちづけ」:大学生の夏目くみ子・(青山京子)は義姉の倫子・(杉葉子)の再婚話に拒否を覚え、
同級生の河原健二・(太刀川洋一)に相談する。
★第二話:鈴木英夫「霧の中の少女」:
夏休みで帰省中の金井由子・(司葉子)の家に友人の上村英吉・(小泉博)が旅行のついでに泊まりに寄りたいと手紙を寄越した。
妹の妙子・(中原ひとみ)は興味深々、祖母・(飯田蝶子)は大歓迎、父親・(藤原釜足)はどちらでもないが、母親・(清川虹子) は大反対である。
★第三話・成瀬巳喜男「女同士」:
金田朋子・(高峰秀子)はある日、夫・(上原謙)の病院に住み込みで働く看護婦、
竹谷キヨ子・(中村メイコ)の日記を盗み読みしてしまう。
夫への想いが熱烈に綴られた日記に驚いた朋子は出入りの八百屋・(小林桂樹)を嗾ける。
[東宝/モノクロ・スタンダード/117分]
| [投票] |
★2 | 奇巌城の冒険(1966/日) | 僧侶、円済・(中丸忠雄)は仏舎利を求めてシルクロードを旅する途中、奴隷として売られそうになる大角・(三船敏郎)を救うが、砂漠で倒れた円済もまた大角に救われる。二人はゴルジャカ・(佐藤允)をリーダーとする山賊に襲われ崖に逃げ込むが、偶然そこは寺であり、仏舎利をあっさり見つけてしまう。やがて二人は王・(三橋達也)に囚われるが、どうしても仏舎利を大角の弟・(黒沢年男)に届けたいと懇願すると、「三日以内に戻ってこなかったら片方を火あぶりの刑に処す」と言う。原作は太宰治の「走れメロス」
[東宝/カラー・スコープ/108分]
| [投票] |
★2 | 川のある下町の話(1955/日) | 東京のある下町の川に流された男の子・(田口顕二)を救ったインターンの栗田義三・(根上淳)は、年の離れた姉の吉田ふさ子・(有馬稲子)に心惹かれる。姉弟は貧しいバラック住まいで地上げ屋に抵抗しているが、その土地は義三の伯父、泰介・(見明凡太朗)が病院を建てる予定であり、泰介は娘の桃子・(川上康子)を義三と結婚させるつもりであった。[大映/モノクロ・スタンダード/109分]
| [投票] |
★4 | 千客万来(1962/日) | 天ぷら屋天銀の跡取り息子、小林銀之助・(宗方勝巳)は香取啓子・(岩下志麻)に片想いしているが、そんな銀之助のことを同じ店で働く幼馴染の細野多佳子・(牧紀子)は片想いだ。一方、啓子は父親の英介・(山村聡)が重役をしている丸菱商事の事務員だが、父親と前川建設社長の前川隆・(伊藤雄之助)が親友であることもあり、英介は前川建設の有能な技術者である今村謙太郎・(川津祐介)と結婚させようと思っている。[松竹/カラー・スコープ/82分]
[more] | [投票] |
★3 | 黒い画集 第二話 寒流(1961/日) | 安井銀行・池袋支店課長の沖野一郎・(池部良)は、常務の桑山英己・(平田昭彦)の推薦により池袋支店長に大抜擢され、挨拶廻りの時に出会った料亭「比良野」の女将、前川奈美・(新珠三千代)とは大口融資をきっかけに親密になる。しかしそんな二人の間を桑山が割って入るようになってから奈美は沖野に対して冷たくなり、桑山からは突然、宇都宮支店行きを言い渡される。銀行内の派閥争いの"寒流"に流された沖野の取った行動とは?
[東宝/モノクロ・スコープ/98分]
| [投票] |
★2 | 黒の札束(1963/日) | 経営危機に陥っているアジア化工の社員、桧山賢二・(川崎敬三)は、出入りの印刷屋、宮川新平・(見明凡太朗)から精巧な1000円偽札を1万枚、計1000万円分を100万円で買い取ってくれないかと持ちかけられる。会社を辞めた桧山は恋人、柏木瑛子・(三条江梨子)のつてで3ヶ月の期限で借りた100万円で偽札を買い取るが、1000万円を3ヶ月以内で使い切る為には一人では不可能であり、かつて学生闘士で今は易者をしている同窓の石渡謙吉・(高松英郎)に協力を持ちかける。[大映/モノクロ・スコープ/95分]
| [投票] |
★2 | 黒い樹海(1960/日) | 笠原祥子・(叶順子)は姉の信子・(水木麗子)が青森に一人旅に行くのを見送るが、二日後に浜松でバス事故で死亡したのを知る。警察によるとどうやら男性と同伴だったらしいがその男は消息不明だ。その男性を突き止めるべく、事件現場で知り合った記者、吉井正己・(藤巻潤)と共に調査を始め、美術評論家の妹尾郁夫・(根上淳)、整形科医の西脇満太郎・(北原義郎)、生け花家元の佐敷泊雲・(伊東光一)、画家の鶴巻莞造・(浜村純)の四人に当たりをつける。[大映/モノクロ・スコープ/89分] | [投票] |
★3 | 黒い画集 ある遭難(1961/日) | 銀行の支店長代理の江田昌利・(伊藤久哉)と貸付係の岩瀬秀雄・(児玉清)と出納係の浦橋吾一・(和田孝)の3人は鹿島槍で遭難するが、岩瀬だけ死亡する。岩瀬の姉、真佐子・(香川京子)は登山に慣れた弟が死んで初心者の浦橋が生き残ったことに疑問を抱き、従兄弟の槙田二郎・(土屋嘉男)に江田と共に慰霊登山をしてもらうよう依頼する。[東宝/モノクロ・スコープ/89分]
| [投票] |
★3 | この天の虹(1958/日) | 八幡製鉄所運輸部の須田菊夫・(川津祐介)が勤務から帰ると下宿先の部屋に失業中の影山稔・(小坂一也)が不貞寝していた。
稔はかつて優秀だったが製鉄所の採用から漏れて以来、母親・(田中絹代)と父親・(笠智衆)の悩みの種である。
一方、菊夫のよき相談相手、相良修・(高橋貞二)は秘書の千恵・(久我美子)に片想いしているが、
千恵には建築技師の町村四郎・(田村高廣)という恋人がいる。しかしその町村は千恵をそれほど想っておらず、目下、下宿先の人妻、久子・(小林トシ子)に迫られているところである。八幡製鉄所のPR映画風のストーリー映画。成島東一郎が撮影助手として参加。[松竹/カラー・スコープ/106分]
| [投票] |
★3 | 危険な女(1959/日) | 小説家の杉本隆吉・(芦田伸介)は東中野駅の売店で山梨日日新聞を買い求める潮田芳子(渡辺美佐子)を見かける。自分が書く連載小説「野盗伝奇」を読む為にわざわざ地方紙を買っていると知り感激した杉本だったが、その後売店に立ち寄って聞くと、彼女は2日前から新聞を買うのを止めたという。その頃から自分の小説は面白くなっている筈であり、止める理由はないと疑問に感じた杉本は、自分のことを慕っている編集者の石井篤子・(高友子)に彼女のことを調べさせる。原作は松本清張の傑作短編「地方紙を買う女」
[日活/モノクロ・スコープ/57分] | [投票] |
★3 | 黒い家(2007/韓国) | 生命保険会社の査定員のチョン・ジュノ・(ファン・ジョンミン)はある日、女性から一本の電話を受ける。「自殺した場合でも保険は降りるのか」という質問をされたジュノは親身になって自殺を留まるように説得した上に、個人情報まで明かしてしまう。しかし数日後、ジュノは面識のない顧客、チョン・ジュノ・(カン・シニル)から指名され自宅を訪問することに。その家は開かずの踏み切りの前に不気味に立っていた。[カラー・スコープ/104分]
| [投票] |
★2 | 殺人容疑者(1952/日) | ある日、渋谷区桜ヶ丘の野原で心臓をひと突きされた男性の死体が発見された。男性のポケットに残されていた飲み屋「おかめ」のマッチを手がかりに調べると、「おかめ」の経営者の女性も既に殺害されていた。出演者のほとんどに無名の役者を起用し、捜査手法や科学分析に重点を置いたセミ・ドキュメンタリー風の異色作。丹波哲郎の(主役級)デビュー作らしい。[新東宝/モノクロ・スタンダード/81分] | [投票] |
★2 | 放課後(1973/日) | 青木勉・(沢井正延)は父親が函館へ転勤するが自分だけ家の2階に住み、
1階を北沢研二・(地井武男)、夏子・(宮本信子)夫婦に貸している。
ある日、同級生の中西亜矢子・(栗田ひろみ)、畑めぐみ・(加藤小夜子)と遊んでいると、
東大を目指す秀才、小宮克彦・(島村美輝)の姉、由紀・(宇津宮雅代)と研二が親しそうにしているのを見つけ写真に撮る。
二人は由紀が経営するスナック「サンタナ」に入る。[東宝/カラー・スタンダード/89分]
| [投票] |
★3 | 明日ある限り(1962/日) | 戦時中、なつ子・(香川京子)の三女、小織・(原地東のち星由里子)は先天性白内障と告げられ医者・(北村和夫)から手術を勧められるが、姑の松枝・(杉村春子)の反対や、医者が応召されたこともあり手術する機会を失ってしまう。小織はほとんどの視力を失うが、父親の哲夫・(佐野周二)も家に帰り、周囲の人々に支えられながら生きてゆく。[東宝/モノクロ・スコープ/115分]
| [投票] |