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[あらすじ] 未完成交響楽(1933/独=オーストリア)

エミー(ルイーゼ・ウルリッヒ)の質屋に、フランツ・シューベルト(ハンス・ヤーライ)という作曲家が来店した。生活が苦しいとこぼす彼に同情したエミーは、やがて彼と親しくなる。ある日フランツはウイーンの宮廷楽長から演奏会に招かれるも、演奏中に大声で笑った女性に怒り途中退出してしまった。これで出世のチャンスは消えたかと思っていた彼は、突然ハンガリーの貴族から音楽教師として迎えられる。この貴族の館に赴いた彼を待っていたのは、この家の令嬢で、演奏会で笑った女性・カロリーネ(マルタ・エッゲルト)だった。[89分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

楽聖・シューベルトの人生を描いた作品。ただし史実に忠実というわけではない。彼の有名な作品「未完成交響楽」が未完に終わった理由には諸説があるが、少なくともこの作品の通りではなかったらしい。それでも本作はヒットし、1959年にはリメイクもされた。

原題「Leise flehen meine Lieder(秘めやかに流れる我が調べ)」は、彼の作曲による「セレナーデ」の歌詞からとられたものである。

また前半部、シューベルトが学校で算数を教えているシーンに登場する教室の子どもたちは、ウイーン少年合唱団の出演による。

(評価:★3)

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