[POV: a Point of View]
−東映時代劇の青春！−沢島忠時代劇のヌーベルバーグ
ヌーベルバーグ前夜、戦後の映画黄金期である１９５０年代後半に３人の「早すぎた天才」が相次いで監督デビューした。日活の中平康、大映の増村保造、そして東映の沢島忠である。型にはまった時代劇のスタイルを打ち破り、青春ドラマやミュージカルの要素を大胆に取り入れた演出。「時代劇のヌーベルバーグ」と評された奇才の珠玉の作品群。その魅力を普及させる目的のＰＯＶ。同志募る。◆◇◆Ａ：中村錦之助（＆中村賀津雄の兄弟コンビ）主演作 Ｂ：美空ひばり主演作 Ｃ：大川橋蔵主演作 Ｄ：その他時代劇 Ｅ：その他非時代劇◆◇◆
| A | 一心太助 男の中の男一匹(1959/日) | 「一心太助」シリーズ第３弾 本作で物語は一応の完結 | [comment] | |
| A | 一心太助 天下の一大事(1958/日) | 「一心太助」シリーズ第２弾 | [comment] | |
| A | 江戸の名物男 一心太助(1958/日) | 「一心太助」シリーズ第１弾 | [comment] | |
| A | 一心太助 男一匹道中記(1963/日) | 「一心太助」シリーズ第５弾（最終作） | [comment] | |
| A | 家光と彦左と一心太助(1961/日) | 「一心太助」シリーズ第４弾（番外編） | [comment] | |
| A | 殿さま弥次喜多(1960/日) | 「殿さま弥次喜多」シリーズ第３弾（最終作） | ||
| A | 殿さま弥次喜多 捕物道中(1959/日) | 「殿さま弥次喜多」シリーズ第２弾 | ||
| A | 蜘蛛の巣屋敷 お役者文七捕物暦(1959/日) | [comment] | ||
| A | 森の石松鬼より恐い(1960/日) | [comment] | ||
| A | 殿さま弥次喜多 怪談道中(1958/日) | 「殿さま弥次喜多」シリーズ第１弾 | ||
| B | ひばり・チエミの弥次喜多道中(1962/日) | [comment] | ||
| B | ひばりの森の石松(1960/日) | ひばり扮する「森の石松」の金毘羅参り | [comment] | |
| B | ひばり捕物帖 かんざし小判(1958/日) | 捕物帖シリーズ第２弾 ひばりと沢島の初コンビ作 | [comment] | |
| B | 江戸っ子判官とふり袖小僧(1959/日) | 千恵蔵の「遠山の金さん」シリーズにひばりが客演 | [comment] | |
| B | 女の花道(1971/日) | 美空ひばりの芸能生活25周年記念映画 | [comment] | |
| B | お染久松 そよ風日傘(1959/日) | [comment] | ||
| B | 白馬城の花嫁(1961/日) | 白馬の王子様を待ち望む美空ひばり | [comment] | |
| B | 小判鮫 お役者仁義(1966/日) | ひばりが二役を演じる「雪之丞変化」 | [comment] | |
| B | ひばり・チエミのおしどり千両傘(1963/日) | [comment] | ||
| B | 新蛇姫様 お島千太郎(1965/日) |
1926年、滋賀県生まれ。映画監督を志し劇団で演出助手として働き、その舞台が縁で月形龍之介の推薦を得て東映の前身である東横映画に1950年入社。渡辺邦男や松田定次に助監督として就く。1957年『忍術御前試合』で監督デビュー。盟友中村錦之助や美空ひばりといった同世代スター達と共に、時代劇の世界に革新を起こし「時代劇のヌーベルバーグ」と評判を呼ぶ。また『人生劇場 飛車角』で東映任侠路線の先駆を切ったが、それに伴う時代劇の衰退を受けて1968年東映を退社。その後は主に舞台の場に活動を移した。2018年1月永眠。
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