★3 | 911を象徴的事象として介してはいるが、しかしそこは「映画=物語」の始点ではない。言わばそれは、偶然なのであり、その偶然が映画の中で必然となっていくという「映画=物語」の本質的構造をこの映画が有していることは、それだけでこの映画が映画として祝福されていることを示している。そしてそれは、ミリキタニ老人もまた。 (鷂) | [投票] |
★4 | 運命的な出会いってこういうことを言うんだろうな・・・・ [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 反骨の日本人「三力谷勉」が戦後60年を経てアメリカ人「ジミー・ミリキタニ」に戻る物語。[アップリンクX] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | 猫は人ではなく家になつくのだそうだ。アメリカ国家とい家に裏切られ夢破れ、日本国家という家への幻想を膨らませながら、文字通り野良として路頭を彷徨ったミリキタニという老猫が家を見つけるまでの物語。結局、80年かけて彼は懐疑深いアメリカ人に戻ったのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 至る所に見出せる「映画」としてのシタタカサ。撮影終了から世に出すまでの「間」の取り方も絶妙だ。 (町田) | [投票] |
★3 | 糾弾は始終穏やかに行なわれる。生を受けた国による、思いもかけぬ罪なくしての虜囚扱い。だが、老画家は故郷と敵国の間で揺り動かされ、今日も憎悪する国に生きている。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |