★5 | 血を吸うカメラ(1960/英) | 殺人犯を恐ろしい怪物として描くのではなく、充分共感できる人物として描く描き方は、今見ても決して古くなってません。なお、主演のカール=ハインツ・ベームは名指揮者カール・ベームの息子。と考えると、映画の主人公像になんとなく重ねてみたくなるような……。 | [投票(2)] |
★2 | 中国の鳥人(1998/日) | 雲南の風景の美しさには感嘆したけれど、自然の豊かさと文明や合理主義とを対比する、いかにも椎名誠らしいメッセージが濃厚で、ちょっと説教臭さを感じてしまう。まあ、好きな人は好きなんだろうけど、私は今一つのめりこめませんでした。
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★5 | チャーリーズ・エンジェル(2000/米) | これぞバカ映画の鑑。あとにはきれいさっぱり何も残らないけど、観ている間はこんなに楽しいものはない、お気楽コスプレアクション映画。ここまで莫大な金かけてバカ映画を作ってしまうんだから、アメリカさんにはかなわんよなあ。
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★4 | チキンラン(2000/英) | ストーリーは単純だけど、随所にくすぐりがあってシチュエーション・コメディとして完璧に近い。ああ面白かった。 | [投票(1)] |
★2 | 地球に落ちてきた男(1976/英=米) | 好きな人には申し訳ないが、私にはこの映画、さっぱりわからなかったよ。 | [投票(1)] |
★3 | ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク) | いかにもトリアー監督らしくブラックでサディスティックな大意地悪映画。ヒロインはこれでもかというほどひどい目に遭わされるし、ヒロインの思い描くファンタジーには現実を変える力は何一つなく、ただ現実の悲惨さを強調する役割しか果たさない。でも、『奇跡の海』とあまりにも似すぎちゃいないか。 | [投票] |
★2 | タンゴ(1998/スペイン=アルゼンチン) | なんとも表現に困ってしまうような映画。エンドクレジットが始まったときには、狐につままれたような気分でした。 | [投票] |
★5 | 丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日) | わかってはいてもついつい笑ってしまう呼吸が見事。お気楽で幸せな登場人物たちがうらやましい。何度観ても至福の気分にひたれる傑作。 | [投票] |
★1 | タロス・ザ・マミー 呪いの封印(1998/米=ルクセンブルク=英) | ミイラ本体ではなく、包帯が人を襲うというのは確かに新機軸。でも、アイディアはいいんだけど、しゅるしゅると包帯が飛んできて人間に巻きつくというのは、映像で見るとけっこう情けない。 | [投票] |
★5 | 太陽を盗んだ男(1979/日) | 何をしたいのかわからない凶悪犯罪者、というキャラクターはオウム、酒鬼薔薇後の今見るととても現実的。これは何度見ても傑作。 | [投票(1)] |
★4 | タイタニック(1997/米) | どうしてここまで単純な話にこんなに時間をかけますか。前半のちんたらしたラブストーリーの部分はもっと短くできるはずだし、現代パートももう少し切れるはず。とはいえ、巨額の金をかけた沈没シーンとか、現代から過去への移り変わりのシーンとか、キャメロンがこだわった部分は見事な出来栄え。 | [投票] |
★2 | 大怪獣バラン(1958/日) | ただの怪獣イジメ映画。バランは何も悪いことしてないじゃないか! 逆にいえば、これほど「怪物の悲哀」が肌で感じられる映画もないかも。ティム・バートンなんて目じゃないよ。 | [投票(1)] |
★2 | エンド・オブ・デイズ(1999/米) | 主人公がヒロインを守り、何度殺しても甦ってくる敵から逃げまわる、という物語は『ターミネーター』そのものなんだけど、緊迫感が全然ないのはどうしたわけか。 | [投票] |
★4 | ターザン(1999/米) | フィル・コリンズの曲に乗せて、ターザンの両親を乗せた船の難破から、両親の死、ゴリラの母親が赤ん坊のターザンを助けるまでを台詞なしで描く冒頭のシークエンスがすばらしい。この最初の10分間のためだけでも観る価値あり。
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★4 | ダークシティ(1998/米) | ネタ自体は全然新しくも何ともなく、まるで50年代短篇SFのようなストーリーでとても懐かしい。今どき、よくもここまで古いストーリーを映画にしたものである。まあ逆にいえば、古臭いSFでも、監督の映像センス次第でいい映画にはなりうるってことですね。 | [投票(2)] |
★3 | ゾンビ(1978/米=伊) | 「ゾンビよりも恐ろしいもの、それは人間の欲望だったというわけですね」と関口宏的イヤなまとめ方をしたくなってしまうようなストーリーは今一つ。 | [投票] |
★5 | スリーピー・ホロウ(1999/米) | 画面の重苦しさといい、村に漂う霧といい、雰囲気は充分。捜査小道具や風車小屋の歯車など、バートンらしい人工物への偏愛もそこかしこに感じられる。近来まれにみる正統ゴシック・ホラー映画。傑作。 | [投票] |
★3 | スライディング・ドア(1997/英=米) | モンティ・パイソンのギャグが重要な役割で登場するので、パイソン・ファンは必見。アイディアはいいのだが、それまでのストーリーをすべてチャラにしてしまうような結末はいくらなんでも強引すぎ。 | [投票] |
★4 | スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米) | 「お笑いスプラッタ」だとわかっていたので、主人公のバカぶりを笑うことができたけど、何も知らずに行ったらバーホーベンの意図を測りかねて戸惑ったかも。しかし、喰えない人だなあ、バーホーベン。
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★3 | スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(1999/米) | つまりはルーカス少年が空想した世界で一緒に楽しみましょう、という映画なわけで、キャラクターが生きていないとかストーリーがどうのとか文句を言うのは的外れなんだろうね。同じようなコンセプトで監督の空想世界につきあわされる『フィフス・エレメント』よりは数億倍ましである。 | [投票] |