★1 | あの手この手(1952/日) | 天国に向かって母を呼び、涙ぐむアコ。その直後にピクニック的なシーンに移ってしまう適当さ、安直さ。些細なことだけれど脚本、構成がイマイチ。これから市川崑監督を研究したい人、もしくは久我美子さんのファンが観れば十分。 | [投票] |
★2 | 青色革命(1953/日) | ゲストの若かりし頃の秘蔵VTRを流し、そのゲストに恥ずかしい思いをさせるバラエティ番組をよく見かける。そう、元アイドルが赤面になりながら“もう止めて〜”とか叫ぶやつ。この作品、今や日本を代表する俳優・三國連太郎さんの恥ずかし映像集みたいな。 | [投票] |
★1 | おはん(1984/日) | どうしてこうも吉永小百合さん出演の映画って嘘くさいのだろう。その理由を考えながら観ていたら、いつの間にやら映画が終わってしまった。その程度の印象しか持てない作品。しかも全体的に画調が眠たく、単に中途半端にしか感じられない。 | [投票] |
★1 | 海猿(2004/日) | 久しぶりに駄目な映画を観た、と心の底から思わせてくれたという意味では貴重な作品。はじめから迎合を狙った映画をタレ流すから、いつまでたっても観客の視聴レベルも上がらない。 | [投票(2)] |
★1 | 緯度0大作戦(1969/日=米) | 伝説的でさえある“特撮・円谷英二”の名を汚しかねない一本。機内シーンはドリフ大爆笑並。これってカルトムービー? | [投票] |
★4 | 危いことなら銭になる(1962/日) | まだまだ観るべき日本映画がある、と感じさせてくれた嬉しい一本。ポップそしてスピーディ。なんてキレがある作品だろう。テンポ良く展開されるアクションの連続性が観る者を惹きつけ、薄っぺらい構成が逆にギャグの価値、その娯楽性を高めている。 | [投票] |
★2 | おもちゃ(1998/日) | 花柳界を題材とした映画は日本映画の十八番。それだけに過去の名作群と比較せざるを得ない。それだけに余計厳しい。 | [投票] |
★5 | お引越し(1993/日) | 相米慎二監督の最高傑作。映画でしか成し得ない表現が詰まっている。相米芸術の至宝。 | [投票] |
★1 | お墓がない!(1997/日) | 薦める気もない! 一応“大女優”の空しい演技の連続。 | [投票] |
★3 | 鬼火(1996/日) | ちょっと気付きにくいけれど、街のシーンが結構良好。原田芳雄さんの雰囲気に頼ってはいるけれど、望月監督はアウトロー的な作品を撮らせたら光るものがある。 | [投票] |
★2 | 鬼の詩(1975/日) | 何なんだ、このどっしりとした暗さは! しかも出演者の目線とカメラの目線との角度が微妙にずれていて居心地悪いし、それより何より出演者の眼光が鋭くて怖い。猫の眼光まで鋭い。 | [投票] |
★1 | 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003/日) | 前作は可能な限り褒めさせてもらったが、さすがに二作目は勘弁してもらいたい。レインボーブリッジという、あまりにベタな設定(ここまで来ると一種の潔さを感じてしまう)に邦画界の再停滞を心配した。 | [投票] |
★2 | 踊る大捜査線 THE MOVIE(1998/日) | テレビシリーズの延長線上にある映画は問答無用で駄作呼ばわりしてやりたいけど、この作品、意外としっかり作られている。カメラワークとオーバーな演技とが妙に上手くハマっていて、案外と観ていて飽きない。 | [投票] |
★3 | おとし穴(1962/日) | モノクロの良さが堪能できる作品。遺体の周りをうろつく少年の姿、一瞬挿入されるザリガニのショット、そのほか結構スタイリッシュな風景描写、川面に映る白い光などが映画を引き立てている。こういった各パーツが良好。 | [投票(1)] |
★1 | 男たちの大和 YAMATO(2005/日) | 超駄作。しかもキーパーソンに出来事を回想させ、現在と過去を行き来するという安易極まりない展開。この内容を回想で構成したい理由が分からない。そんな無駄なことをした瞬間、この作品は死んだ。それでも「北京原人」よりはマシ。恐るべし、佐藤純彌監督。 | [投票] |
★1 | お葬式(1984/日) | 時間の無駄。 | [投票] |
★4 | 王将(1948/日) | たとえ阪妻さんが出演していなかったとしても、評価されるべき作品。作り手のこだわりが随所に感じられ、セットも凄く良い。下町の風景さえもどことなく気品が漂う。絵作りにこだわっているからこそ、この下町も気品が高く見えてくる。これも映画の妙味。 | [投票] |
★2 | 王手(1991/日) | 全体的にイエロー調の画面で進行する中、主演の赤井英和さんが水中で浮遊するイメージ映像が挿入されるあたりは映画的表現の好例。しかし、それ以上のものはない。 | [投票] |
★5 | 鴛鴦歌合戦(1939/日) | この息づかい、そしてリズム。観る者を魅了して離さない。これが戦中に製作されたと知って二度の驚き。これ以上のコメントは無用。 | [投票] |
★2 | 大番(1957/日) | どうでもいいような内容なんだけど、なんだかんだで最後まで観てしまう作品。行け行け!ギューちゃん、みたいな。映画的、映像的に特筆すべきことは特になし。チャップリンさん扮する東野英治郎さんがいい味を出している。 | [投票] |