★4 | 台詞の無い長廻しのロングショットは、監督が我々に対して「考える」時間を与えているかのようだ。民主主義をこれ程真摯に、かつ痛烈に描いた作品は稀だ。しかもイランという国というのが最大のメッセージ足りえる。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | 何かが空から降ってきたり、何かを携えて各地を巡ったり、という発想はマフマルバフ的、というよりイスラム的と云った方が良いいのかな。監督兼脚本家で仄かな恋ごころの描出は見事だが、訪問地毎の「不条理な滑稽さ」は踏み込み不足。もっと笑わせて欲しかった。 [review] (町田) | [投票] |
★3 | 長回し、ロングショット中心のカット割りのおかげで、まるで一緒にジープに乗って島を回っているような錯覚があるが、一方で人物にあまり感情移入できないというのも正直な感想。[新宿武蔵野館3] (Yasu) | [投票] |
★4 | 世界は広いようで結構狭い。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★1 | カンヌだのベルリンだの、賞には弱い僕ですが・・・ 始まって5分、このスローな展開に耐えられませんでした。ゆっくり自宅でビデオで見た方が良かったのかも? 浅井信雄さんのオマケ講演は、普通にためになりました。 (ぱちーの) | [投票] |
★3 | どこまでもゆったりとした時間。その中であくせくしている人間たちの滑稽さ。確かにこの空間の中では人々は生きることに一所懸命で自分の国のことでさえ、どこぞの国の話としてしか感じられないのだろう。ひとつの涼しげな風が頬をかすめ、そしてまたいつもの日常に戻る。その余韻が素晴らしい。 (tkcrows) | [投票(2)] |
★4 | いかにも想像できそうな、ど田舎の選挙を巡る人々のエピソードである。のんびり、どこまで行っても青い海。ラストの求愛は素敵だ。演出が意外ときめ細かく、出だしとラストは風格さえある。この監督、本物の映画を知っている。 (セント) | [投票(1)] |