[コメント] レッド・オクトーバーを追え!(1990/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
僕の大好きなシーンは東と西の出会い・・・(深海救助潜水艇がレッドオクトーバーとドッキングしたシーン)。このシーンはラミウス艦長ショーン・コネリーがアメリカの頭脳を信じて、それにジャック・ライアンアレック・ボールドウィンが応えたから実現可能になったのです。
ラミウス艦長はつぶやいた・・・、「アメリカに有能な奴がいれば、この作戦は成功する・・・」
そして、この一連のラミウス艦長の作戦を、CIA分析官のジャック・ライアンが全知能を使って理論的に解釈してアメリカ軍に示す。感情論では軍事的行動は阻止できない。論理的思考が阻止出来る唯一の方法なのだ。「レッド・オクトーバーを追え!」は極上の心理戦の映画である。アクション等による見た目だけの潜水艦映画ではない!
もうひとつ僕の大好きなシーンとして、ラスト間際の大統領補佐官がピーナッツを食べながら余裕でソ連大使をあしらっているアメリカンジョーク!大統領補佐官がこのジョークが言えたのも、ライアンがレッドオクトーバーをサルベージが出来ない深海に沈めたおかげ。レッドオクトーバーとの交渉場所を海図を見た瞬間にローレンシア海峡と決めたライアンは偉い!
そして音楽も素晴らしい!テーマ曲もカッコ良いけど、ロシア国家を歌っているシーンを大音量で聴くと感動もひとしお大きくなります。その気にさせてくれましたもの!
実は1回ではこの作品の面白さは分かりませんでした。2回以上鑑賞して初めて良さがしみじみと伝わってくる作品だと思います。最後に・・・、好きな作品なのでDVDを購入したのですが、残念ながらこの作品は画面の粒子が粗くて観賞するには最低レベルでした。もう少し何とかならなかったのでしょうか、発売メーカーさん?
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