★3 | 又右衛門(三船敏郎)と甚左衛門(志村喬)の交感にいまひとつ情が足りず、六助(加東大介)や数馬(片山明彦)らのリアル風(?)演技と、「いかにも三船」な泰然自若ぶりにギャップを感じる。黒澤脚本らしい理屈っぽさが未消化なプチ黒澤映画。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 前半部のやたらと台詞での状況説明が目立つ粗い脚本に対し、後半に入るや時間軸を同調させての緊張感とリアリズムを求めた殺陣が映画を救う。特に野次馬の視点で捉えた映像はこの「講談」の本質を上手に捉えている。 (sawa:38) | [投票] |
★3 | リアル!手が震えて、腰くだけで、膝ガクガク。格好良さとはかけ離れた無様な仇討ち。ニューシネマ時代の西部劇が試みた「神話の破壊」を、黒澤明は10余年も前に時代劇で試みていた!その先見の明は驚愕に値するが、やっぱ神話は神話のままの方が好きだな。 (AONI) | [投票] |
★4 | 河合又五郎一行が辻の向こうに現れてから鍵屋の前へさしかかるまでの時間を引き延ばした森一生の演出は手に汗握る。また加東大介の怖じ気づきようが上手い上手い。このパンニングとアップカットで人物の心理を丹念に描いていく手法は実に巧くいっている。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 出だしも良い、そしてこのジリジリする緊張感がたまらなく良い。この時代でこそ撮影できた映画だし、出演者もいわゆる黒澤組の常連で楽しめる。 [review] (chokobo) | [投票] |