[コメント] フック(1991/米)
スピルバーグは子供ではない
よく、スピルバーグの映画には深みがないとか人間描写が甘いとか言われ、その総決算的表現として「スピルバーグは子供だから」という声が聞かれる。 たしかに彼にはディズニーの血が流れていることは認めるが、私はこの論には賛同しかねる。
スピルバーグ映画は、子供が子供のままに撮りたい映画を撮っているのではなく、十二分にウケる要素を計算したうえで、作り上げた作品なのである。 大人が大人の視点から考えた子供の視点を体現化する童話作家なのである。童話作家であるが故、底の浅い話になってしまうが、あの狙いは決して子供のなせる技ではない。(まあ、子供のスピルバーグを大人の製作スタッフが補っているという考え方もあるが)
むしろ、子供が子供のまま映画を撮れているのはティム・バートンぐらいのもんじゃないだろうか。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。