胸がすく思いがした。

佐藤監督はスポーツの本質を良く知っているヒトだと思う。争いごとは良くないとスポーツそのものを否定するヒト、その逆にスポーツを神聖化するヒト、いろいろいるけど、僕は「たかがスポーツ、されどスポーツ」なんじゃないかと思っている。競い合って、勝ちに行くんだ、その行為自体浅ましいものと言えるかもしれない。だけど勝っても負けても、精一杯やったその結果を誇りを持って受け容れるんだ。その姿勢こそが「スポーツ」じゃないかと思う。昨今のスポーツを取り巻く状況、特に報道、やる前から「感動をありがとう」だの、「最低でも金○個、いけそうですね」だの、うるさいうるさいうるさい。

そんな胸やけにこの映画。すっきりしました。ほんとにありがとうと言いたい。