★4 | コーカソイドへのコンプレックスと裏返しとしてのモンゴロイド憎悪。これらのゼノフォビアの間で地元武士団への感情が行き場を失う。日本語話者の受け手としては機械的に好意は覚えるのだけども彼らの動機には惹かれるものがない。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★3 | 殺伐としすぎる物語&描写ではあるが、この時代に時代劇で勝負したいという心意気は十分感じた。とはいえ、見るからに美味しそうな敵役がほとんど見せ場も無いまま消えていくのは納得いかないし、全26話で半年掛けてTV放映のほうが内容を醸成できたような気がする。 (tkcrows) | [投票] |
★3 | 血に飢えた映画。スピーディかつ景気よく飛び散る鮮血の連続に、トランス状態。切れ味の良さが光る。細かい人間的な演技描写も抜かりなく、背景美術は繊細、長瀬の淡々とした低い呟き声も耳に馴染む。筋はお約束的だが。 [review] (煽尼采) | [投票] |
★5 | PG-12にしてでも描きたかった本格時代劇アニメ。物語は各陣営の思惑が絡み合い重厚なものの大風呂敷を広げてどう収まりをつけるか心配になったがまとめ方は見事。キャラクターには黒澤に似た匂いすら感じた。肝心の殺陣のシーンは『300』よりもスピーディーで立体感に溢れる。とても魅力的だ。
(IN4MATION) | [投票] |
★2 | 爽快感なき血の奔流に押し流されるばかりの殺戮は、嫌悪感へと見るものをいざなう。戦争の不快感が語りたいテーマなら致し方ないが、露悪的な流血は自分は意志を持って拒みたい。映画の品格とは、「見せたいものをこれ見よがしにではなく、細心の注意を払って見せているか」で決まるのではないか。この見せ方は下衆に過ぎる。 (水那岐) | [投票] |