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[コメント] コロンブス 永遠の海(2007/ポルトガル=仏)
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★499歳の監督がデジタル撮影による傑作をものにした。空、海、仰角と俯角、霧、単純さから生まれる豊かさが並々ならぬ。 [review] (赤い戦車)[投票]
★3欧州に暮らす人びとにとって大洋越しに俯瞰する憧れの大陸は、今でも近づくと霧につつまれ掴みどころのない茫漠たる地なのかもしれない。この悠然たるコロンブス譚に、そんなやっかいな土地を向うにまわして動じないオリヴェイラの時間への信頼と達観を感じる。 (ぽんしゅう)[投票]
★4永遠の語らい』を想起させるが、よりシンプルかつ幸福な映画。世界への出航の地・ポルトガルと、世界から移民が集まる地・アメリカという両極を結ぶことによる、時空の結合。「郷愁」によって世界へと開かれるという、回帰と離脱の同時性。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★3さほど興味もない景勝巡りも、いざ行ってみれば強ち嫌でもなかったという既視感。オリヴェイラ本人はコロンブスに並々ならぬ興味があるだろうに、それを一切押しつける気も無さそうで、そのことにも充分自覚的らしい。達観だけが呈示し得る謙虚美。 (けにろん)[投票(1)]
★4ゆったりと流れる雲、海、そして船。人類は過去小さな国ポルトガルから世界を目指して5大陸を探求する航海に出た。500年ほど前の大昔だ。ジェット機も、ガソリンも何もない人間、自らが船を漕いで航海していた時代だ。 [review] (セント)[投票(2)]