[コメント] 愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(2009/伊=仏) - 更新順 (1/1) -
時代背景を描写する方便もあり、『夜よ、こんにちは』以上に、膨大な古いモノクロ映像が挿入される。映画を見るシーンも多く、何回あっただろう、全編で5、6回はあったと思う。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
人並み外れた意志力を持ち、私たちが何気なく共有する正気/狂気の判別基準を無効化するヒロインたちは面差しにどこか似通った陰りを宿している。このジョヴァンナ・メッゾジョルノからは『チェンジリング』のアンジェリーナ・ジョリー、『裁かるゝジャンヌ』のルネ・ファルコネッティらが透けて見える。 [review] (3819695) | [投票(2)] | |
一人の女性の生涯を通じてイタリア近代史を描いた大河ドラマに一見思えるが、内実は過剰すぎるほどにフォトジェニックな画面と面白演出の数々(アニメーションの飛行機が画面を横切る!)で圧倒する野心作。ただし、邦題は痛恨のミスリード。 (赤い戦車) | [投票(3)] | |
独裁に熱狂する時代と、愛憎入り混じる女の半生が、ザック、ザックとナタでえぐられるような荒らしいタッチで浮き彫りにされる。その陰影のなかに立ち現れるのはファシズム禍の人為としての輪郭。頻出する感情的な映像群は、それを司る者としてのベロッキオの自戒。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
主人公が雪の降る中、柵に登り手紙を外にばら撒くシーンは映画史に残る美しいカットだと思いました。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |