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[コメント] ドラッグ・ウォー 毒戦(2012/香港=中国)
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★4策謀も、捜査も、痛みや死ですらも、ひたすらに手続き的。無情緒による情緒というものがある。混迷が底無しに深まり、崩れかけても崖っぷちの爪先立ちで無表情を貫くスン・ホンレイから、却って無常感が立ち上がる。好演である。対してひたすらに濃ゆい顔面のルイス・クー。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★4今日この日迄『ドッグ・ウォー』だと思ってた…。永野芽郁をここ迄美しく撮れるアクション映画監督は、日本には居ない。☆4.0点。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4凡人こそ殺人マシンとする世界観が、香港人のナショナリズムを仮託されるかたちになっている一方で、凡人の報復を喰らった公安のオッサン(スン・ホンレイ)は、なぜゾンビ化してまで戦うのかという、不思議な情熱で物語を普遍化する。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4スン・ホンレイとルイス・クーの虚々実々の駆け引きに目が離せない。二人の底知れない執念に脱帽。機動部隊を相手に聾唖者二人が奮戦する中盤の銃撃戦は見所。 [review] (パピヨン)[投票(2)]
★3おセンチを脱ぎ捨てたジョニー・トーが大きく舵を切ったことに異論は無いし、膨大な背景を窺わせつつ容赦なく裁断することで深まる世界の奥行きにも少し痺れた。だが、銃撃戦の人物配置が脳内想定内で固定化するスタイリッシュ・ナルシズムは変わんねえ。 (けにろん)[投票(1)]
★3ジョニー・トーといえば、純粋な男同士の友情、けれんな殺しの美学などスタイリッシュな映画をファンに提供してきたことで有名であります。本作は50作目らしい、、。 [review] (セント)[投票]
★5感傷を廃しあくまでも即物的にドライに見せきった点でジョニー・トーの到達点か。決定的瞬間を引き伸ばしてサスペンスを醸造する見事な手腕は、『エグザイル』や『冷たい雨〜』を経て新しいステージに移行したことを示すのだろうか。完全に圧倒された。 [review] (赤い戦車)[投票]