[コメント] GODZILLA ゴジラ(2014/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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常々思っているが日本は災害大国だ。特に外国人にとってはそう思えるだろう。
地震と放射能と台風のメッカである日本は結構災害慣れしている。もちろん被害は出るのだがそのたびに防災の対処策は向上していく。
よく海外でちょっとした地震で大量の死者が出たりするが果たして日本で同じ規模の地震があったらどうなのだろう、と考えるにやはり10%もないだろうなどと思ってしまう。
夏には頻繁に台風がやってくる。対策は当然九州や四国が進んでいる。痛い目を見ている地域こそがやはり同じ国内でも進歩があるわけだ。北の雪対策、西の台風と言えるだろう。
同じ理由で気象庁の台風進路予測は非常に精度が高い。この前の台風など物凄い規模でまっすぐに沖縄から北に向かってたのに気象庁の予測では九州の真西から90度右に折れ本土直撃という予測になっていた。
いくらなんでも韓流びいき過ぎwなどと思っていたらほんとに角度を変えたので驚いたものである。
そこで今回のゴジラなんだが。大体何を言いたいか分かるだろうがゴジラの魅力は台風進路と似ているのだ。来るのは分かっているがどこに上陸して大災害をまき散らすのかが重要なのだ。そうして上陸したらしたでその土地の名所をぶっ壊すのが台風なわけで「おお、大自然の驚異だから仕方がない…」などと言いつつニタニタするのがゴジラの醍醐味だ。
その意味では世界にグローバルに展開するゴジラであれば各地の名所を気持ちよく壊してほしい。それも果たしてどこに向かうのか、を途中まで全く分からずに。
この意味で開票10秒で分かるNHKの選挙速報と気象庁の台風進路予測は超が付く余計なお世話、という感覚があるのでアメリカの西海岸だとなあ、サンフランシスコかロスしかないじゃん?進路予測のワクワク感がない上に土地が広すぎてスッカスカなのが何とも。何か主人公の人も無理して怪獣に近づかなきゃいけないって感じになってて気の毒であった。
そういう観点で言えばゴジラが向かうのは西ヨーロッパが結構適任だと思う。アメリカは広すぎるし台風の進路予測が的確過ぎてつまらんかった、今回は。
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