[コメント] 狂った果実(1956/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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二人が水着姿で岩に寝そべるシーンでの息づかいや、夜の浜辺のラブ・シーンで北原三枝が津川の手を自分の胸に持っていく演出などエロティックな細部の描写が冴えて飽きさせない。
しかしこの映画が本当に面白くなるのは津川の兄・石原裕次郎が横恋慕をし始め、北原三枝の本性が露わになってからだろう。彼女が住む家の構造とその2階の部屋の使い方が面白い。タイトルバックがラスト・シークェンスに繋がる構成も素晴らしい。このラスト・シークェンスを導くシーン、裕次郎が埠頭で北原三枝をさらっていくシーンで落としたラジオが鳴り続ける演出なんてもう唸ってしまう。
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