[コメント] 青春の殺人者(1976/日)
〜ペニス傘さし、ホーデン連れて、行けよアヌスのふるさとへ〜息子は母親の胎内から生を受け、違う女に性を求めて、母親の胎内を想うのだろうか。・・・でも、想っても想っても二度と母の胎内へは戻れないのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ATGレーベルの映画を見る時、多少カクゴして見る事が多い私ですが、
この「青春の殺人者」は胸からハラワタからズッシリきた。
実母の生々しい女の部分なんて男の子は誰しも見たくはないのだろう。
タイヤ工場で油まみれの母だから甘えられた。
父を支える母だから甘えられた。心配性の母だから甘えられた。
ジュンには浜辺でアイスを食べたあの日の想い出だけで良かったのに。
・・・それが崩れた時に、息子はふるさとを捨てた。
親離れしようとする息子と子離れ出来ない親のリアルな切ないお話。
ふるさとを捨て、女を捨て、ジュンはこれから遠い旅に出るのだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (8 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。