[コメント] 2001年宇宙の旅(1968/米=英)
あと少しで2002年。この映画がやっと過去になるのか。このタイトルのせいで、ずっと世界中の人が2001年に向かって暮らしてきた気がする。今は台風の目が静かなように、意外と何とも思わないけど。(2001.10.25)
友人が「SFにこの音楽なんて、いかにもじゃん」と言ってたが、子供のころ親に聞いた話では、SFにクラシック音楽を使ったことが当時すごく斬新で、みんな驚いたらしい。先駆者に対して失礼なことを。
まだ保育園のころ、寝る前にSF好きの親にヘッドホンで「ツァラストラはかく語りき」を暗闇で聞かされた。チャラー!といきなり大きくなる曲が怖かった。
名作すぎて冷静な判断か自信がないが、やっぱり衝撃的だったのと、ナナメ観する前の子供の頃に観れたという事で、どうしても★を下げられない。どのみちもしマイナーな知られざる映画だったとしても、あの孤独な空気感が好きだったとも思う(というより、その方がもっと夢中になってたかも知れない)。
※今現在2001年なわけだけど、あと2カ月ほどで2002年になるにも関わらず、過ぎてしまった後のこの映画がどう見えるのか、想像できない。
生まれた頃からこの映画が存在する自分としては、未来に向かって毎日を過ごすということは即ち2001年(人によっては1999年だったろうけど)に向かって生きていくこと…というイメージだったので、来年になったら指標がなくなっちゃうような、手すりなしで高いところへ行くような不安な気持ちもする。
もちろんいつもそんな事考えてるわけじゃないけど…とても今が未来とは思えないし…。来年になったら、また追加Reviewを書こう。日記がわりにしてすみません。
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