[コメント] 豚と軍艦(1961/日)
どす黒いアイロニーの中でヘラヘラ笑わされる豚小屋ユーモア。死んだヤクザと豚とが同じタンカで運ばされるところが一番の笑い処だ。みんな豚なんだよ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主人公はヤクザの幹部たちにとって豚だった。彼は便所で便器を嘗めながら死んだ。ヒロインは米兵たちにとって豚だった。安ホテルで汚ねえザーメンを三人の白人からぶちまけられた。
だが、吉村実子は力強い女だった。横須賀から川崎へ、汚ねえ街を渡っていくヒロイン。彼女はそれでも豚から人間になれたのだ。今村の意図にも合っていたと思われる、マッシヴな肉付きの女だ。
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