[コメント] ゴッドファーザー(1972/米)
格好良さっていうのは、普通は動きと共に表れます。派手なアクション、クールな決めのポーズ。ところがこの映画、座っているシーンが最高に格好良い。動かなければ動かないほど格好良い。オーラで演技してるみたいなものか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「静」と「動」の対比が効いてるんだと思います。そしてトップの器であるためには、「静」でなくてはならない。ソニーはトップの座につくには「動」過ぎたんでしょう。マイケルもビトに比べれば、足を組まないとオーラが出ない分ちょっとだけ未熟。
そしてその「静」な男達の壮絶さを表すために「聖」との対比が出てくる。ラストの殺戮シーンと交互に映される洗礼のシーン。音楽の重厚さも「聖」の表現に担う役割は大です。残虐とも言えるマフィアの男達、「静」で且つ「聖」であればあるほど、そのギャップが凄みや重み、格好良さにつながっていってるんでしょうね。
どうせなら「性」も入れてやって下さい。て言うかこのオチが言いたかっただけなんです。申し訳ない。
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