[コメント] 砂の器(1974/日)
日本列島を行き来しながら事件の真相をあぶり出すダイナミズムに感心しながらも、あまりの偶然だのみの論理の欠如した展開にあきれていたら、後半に突入しての過剰な映像と音楽の攻勢に「絶対、泣かないぞ」と身構えてしまい、情緒の洪水の激流に乗りそびれる。
(ぽんしゅう)
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