[コメント] エイリアン4(1997/米)
クローンとしてのリプリー、奇形児の同胞としてのリプリー、エイリアンの母としてのリプリー。本作のリプリーは非常に複雑な存在として描かれている。そのいずれにおいても、少々これみよがしな見せ場が用意されており、人によって好悪は分かれるところだと思うが、私はいいと思う。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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フェイス・ハッガー(エイリアンの幼虫?)は成長したエイリアンの比ではない映画的異形だ。また、エイリアンをガラス張りの部屋へ閉じこめて「躾け」を行うシーンの迫力は圧巻。結局、体液で金属の床板を溶かして脱出される訳だが、ちょっと考えたら「床板にも強化ガラスぐらい敷いておくだろ」と思うけど、こういう設定上のいい加減さを映画的魅力にしてしまうところが監督の手腕なのだ。『ポセイドン・アドベンチャー』を思い起こさせる水中シーンでの泳ぐエイリアンもいい。
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