[コメント] GODZILLA/ゴジラ(1998/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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アメリカ人の考えるゴジラ像と言うのはこういうもんか。何でも合理的に考えるアメリカ人らしいと言えば言えるが、怪獣には必ず科学的な説明を必要とするらしい。今回槍玉に挙がったゴジラは単体生殖、水陸両用生物として進化(退化?)した生物としてとられている。現実にいるかも知れない生物なので、人間の手で撃退可能と考えてしまうのも合理的。だから細かく生態やら習性やらが調べられる訳だが、なんかゴジラが生体解剖されているみたいで、怪獣好きとしてはちょっと悲しいものがあるな(論理は無茶苦茶だし)
どっちかというと、恐竜に近くなってしまったゴジラは、ついに増殖まで始め、子ゴジラがわらわらと走り回るのは完全にB級的演出。ここまでゴジラを換骨奪胎すると、むしろ喝采を送りたくなる。やれやれ、とことんやれ!“ゴジラ”らしさをぶっとばせ。
むしろこの作品は人間側のドラマに主体を置いているが、アメリカ嫌いのフランス調査隊のジャン・レノの常軌を逸した行動が面白いくらいで、殆どパターン的にB級映画そのもの(ジャン・レノは真面目な顔をして笑いを取るから大好き)。
これに関しては日本版の『ゴジラ』とは別物とさえ見れば、結構爽快感もあるし、楽しい映画ではある。繰り返すが、あくまでこれをゴジラと思って見なければ、の話で。
ところで、この作品で危機感を持った東宝が作り上げたのが『ゴジラ2000』…あの時はどれ程変わっていても、アメリカで生き続けてくれた方がまだ良かったと真剣に思った。
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