[コメント] サイコ(1960/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
(以下『サイコ』の他『キャスト・アウェイ』のネタバレらしきもの有り)
inaさんのreviewをヒントに監督の視点に立って考えてみました
この映画、普通に企画を立てたらモーテルから話が始まるのじゃないだろうか?そこに「普通の客として」あの冒頭の女性がやって来てあの事件になる、はずだ。客を混乱させる様にわざと作った監督は自分の葬式の時棺桶に爆竹なんか入れて人を驚かすタイプだな。
監督が気を使ったのは主人公(モーテルのオーナー)が誰であるのか最後までバラすことなく話を進めた所だと思う。その逆算方式によって冒頭の女性が主人公であると客に思わせ、途中で確信犯的にサブキャラ扱いの主人公に何気なくバトンタッチする。というか最初の脚本から時間計ったら足りなかったから、なんてないよな…
例えばこの手法を使うとこんな映画が作れる
新米女性記者レイ(田中麗奈)は恋人ヨウスケ(窪塚洋介)に、仕事に、頑張る充実した生活を送っていた。そんなある日先輩の急病でサッカー日本代表の取材に行くことに。そこでいつも取材拒否するナカタに失礼な扱いを受け勢い啖呵を切り彼と知り合う。そんな自分を特別扱いしない彼女に惹かれたナカタとレイはだんだん親密に…。いろいろあったがヨウスケと別れ、ナカタにもらったサインボールを持って成田を飛び立つ彼女。目指すはイタリア!ところがその飛行機が嵐に遭い墜落してしまう。 その乗客の中でたった1人だけ助かったトムハンクス(本人)。無人島に流れ着いたボールの「ヒデ」と友達になり人生を考える・・・・・話はまだ小1時間ほど続く
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