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[コメント] 地球防衛軍(1957/日)

ミステリアンの目的が地球征服とかの抽象的なものではなく、「女が欲しい」というのが生々しい。
ジョー・チップ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人類の危機が一国の一地方で決着がついてしまう点で『インディペンデンスデイ』に似ているが、日米協力で撃退したその宇宙人は、放射能に体を蝕まれた人々だった。最後の方で割れたヘルメットの中からケロイドだらけの顔が見える。子孫を存続させるために健全な遺伝子を求めてやってきたのだった。ミステロイドが核戦争で滅んだのは一万年前だそうだから、今のミステリアンに戦争責任(?)はない。だがそんな要求飲むわけにはいかないので始まった光線合戦。白川博士も防衛軍も逃げるミステリアンをそれ以上追撃しなかった。ある程度彼らの実体が分かっていたからだろう、「我々はミステリアンの轍を踏んではならない・・・」彼らはまさに未来の人類の姿だった。                                                               それはそれとして、ミステリアンはなぜマーカライトファープの足元を狙わないのだろう?(簡単にこけそうな気がする)                                                                   

(評価:★4)

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