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[コメント] 戦場のメリークリスマス(1983/英=日)

果たして大島渚にとって映画とは国家そのものだったのか。
まー

まず自らの国家観を土台にしなければ映画は撮れない。

映画と政治は切っても切り離せない。

そんな大島渚が80年代に撮ったこの作品は、

驚くほどメッセージ色が薄く、

これが戦争映画と呼べるかどうかも疑わしい。

極限状況の中で魅かれ合う人間の動揺。

いつまでも心に響く坂本龍一の音楽。

ソフィスティケイトされた大島渚は、恥ずかし気もなく、

僕らを映画の美学に心底から酔わせてくれた。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (7 人)chokobo[*] ebi 水那岐[*] ina[*] 太陽と戦慄[*] Cadetsファン改めジンガリーLove[*] movableinferno

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