[コメント] ミツバチのささやき(1972/スペイン)
アナ・トレント、希有なる子役。
「カラスの飼育」よりちょっと前の映画で、ずいぶんちっちゃいのだが、堂々の主演ぶり。愛くるしい顔、ちょこまかとした動き、果てしなく奥行きのある瞳、この子を見てかわいいと思わない人はいない、絶対(断言)。ちなみに「殺人論文、次に私が殺される」で主演を演じていますね。
映画のほうですが、どこかで読んだのですが、「この映画は祈りのような映画だ」と書かれていたんですが、まさにそんな感じの映画です。ピン、とはりつめた空気を持った映像に浸かって、アナのとなりにたって、一緒に見えざるあこがれに惹かれていく、そんな映画です。味気ない暮らしに、アクセントを与えてくれた映画で、また一段と映画が好きになりました。
最後に、映画の主人公もアナという名前なんですね。これは子役にはすごくいいアイディアで、特に名前を呼ばれたときの反応が素なんですね。とても演技が自然になります。
みなさんもこの映画にひたってくださいね。
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