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[コメント] 東海道四谷怪談(1959/日)

不世出の「色悪」スター天知茂万歳! 男はとことん悪どく、女はとことん怖い映画。
AONI

色彩も目を見張るが、見事に計算されたカメラワークが素晴らしい。(お岩が毒を飲み干して顔を上げると共に、カメラも上に仰け反るシーン等々)  芝居仕込みの「戸板返し」「仏壇返し」といったカラクリ演出も効果的。

新東宝らしい逸話で、本作も製作予算が貧窮を極め、ギリギリの撮影だったらしい。同じ中川信夫監督の『地獄』では、後半の地獄シーンにおいて低予算さが画面に際立つ結果になっていた。しかし、本作においては美術や照明といったスタッフ達の努力・創意工夫の結果、最後まで画面の質を保った素晴らしい出来に仕上がっている。

カルトホラーの名作などと言われているが、ストーリー的には元ネタに割と忠実な模様。同年に競合して製作された大映版『四谷怪談』の方がストーリーを大胆に変更してある。

なんといっても、本作の最大の功労者はミスター「色悪」(歌舞伎の世界で言う、男前の悪役のこと)、天知茂殿下です。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (7 人)ジェリー 3819695[*] TOMIMORI[*] 町田[*] 甘崎庵[*] マグダラの阿闍世王[*]

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