自分がかっこいいと感じることが一番かっこいいんだって信じないと、周りを笑っていないと、自分が消えてしまう気がする。でも本当は、世の中の色んなものはそんなに悪くないってわかってる。 それでも、否定してしまう。何より否定したいのは自分なのもわかってる。でも、どうしても自分にはウソがつけない。曲げることが出来ない。 それでも昨日の自分と今日の自分のあまりの違いに、毎日戸惑っている。

だから、ひとりでも生きていけるだけの強さが欲しいと、いつも願っている。 誰も傍にいなくても、寂しくならないように。 でもそれがムリなのも、知ってる。

約束のない自分と未来に身を任せるのは不安だ。 読めない人の心は恐ろしい。

イーニドやわたしのいるゴーストワールドは、果てしないように見える。 ひょっとしたら本当に終わりはないのかもしれない。 それでも、わたしもイーニドも、生きていくのだ。 この、ご期待に添えない世界で。 いつか答えが見つかると信じて。