[コメント] ハリー・ポッターと賢者の石(2001/英=米)
「史上最強のファンタジー」のコピーに恥じない、文句なしに面白い映画!そう、これぞ映画!!
娯楽映画を面白く撮ることは、難しい。クリス・コロンバスが「ハリー・ポッター」を撮ると聞いた時、心配だった。彼の前2作の失敗(「グッドナイト・ムーン」「アンドリューNDR114」)から、かつての「グーニーズ」「ヤング・シャーロック」の優れた脚本を想像することは、もはや困難だった。 どうやらその心配は消し飛んだようだ。「ハリー・ポッター」は、最近すっかり姿を消していたファンタジー映画の復活を、高らかに宣言した(初日の観客動員数が、それを物語る?)。 「ハリー・ポッター」に新しさはない。VFXにしても、「マトリックス」「エピソード1」などで目の肥えた我々には、驚異に値するほどのものではない。 面白い素材を、面白い映画に変えただけだ。でも、これほど難しい作業はない。 クリス・コロンバスをはじめとするスタッフの努力(特筆すべきはジョン・ウィリアムズのサウンドトラック!CD買いました)、楽しそうに演じる出演者たちの努力の結晶。 これほど酔える映画は、最近お目にかかれなかった。子供にも大人にも楽しめるファンタジー、贅沢な2時間35分だった。
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