[コメント] ギリーは首ったけ(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
●ヒロイン
メリー(キャメロン・ディアス)vsジョー(ヘザー・グラハム):メリーの描写の細かさ(可愛さ、優しさ、明るさ、豪傑さ)に比べ、ジョーの描写は中途半端。メリーにはそりゃ誰もが恋に落ちるわなと納得するが、ジョーはそこまではいかない。そりゃ、私がキャメロン・ディアスが大好きだからなんじゃないかという点については、とりあえず軽く無視。
●主人公
テッド(ベン・スティラー)vsギリー(クリス・クライン):テッドは優しく根はいい奴だが、ほぼストーカーであり、それを隠してメリーに会ってたりと、叩きどころ満載である。これに対し、ギリーは、動物を愛する好青年で、後ろめたいことは彼自身は何一つしていない。個人的には、テッドみたいなそこら辺にいそうなダメな奴の方が好感がもてるし、ギリーのような少女漫画に出てきそうな天使のような純真さは正直少しうさん臭くもある(女性にはうけるかもしれないが)。そりゃ、スティラーと比べてクラインの方が遥かに整った甘いマスクを兼ね備えているから、それが気に入らんだけなんじゃないかという点については、とりあえず軽く無視。
●ライバル
マット・ディロン演じる保険調査員パットや、ピザ・ボーイのタッカー、クリス・エリオット演じるウギーなど、『メリーに首ったけ』のライバル達がどれも個性豊かで「悪役」と括るには惜しい愛すべきキャラ達なのに対し、『ギリーは首ったけ』の金持ちライバルは、そこら辺の映画に登場するような単なる普通の「悪役」の域を出ていない。
●家族
メリーの家族は兄のウォレンはもちろん、高校時代にわずかに登場するだけの黒人の義父や天然らしき母も強烈なインパクトを残すのに対し、ジョーの家族は全編通して登場する重要なキャラなのに、兄は存在感が薄いし、父母は最初から最後まで教科書どおりの行動ばかりで途中からやや飽きがくる。
●勘違い
特製ジェルvs特製サンドイッチ:以下略
まあ、とか文句たれつつも、かなり好きなんですけどね。
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