[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)
う〜ん、すまん。ダメダメだ〜なんて言ってるわけじゃあないんだが、しっかりのれなかった。ヘドウィグの詩は良かったと思う。インパクトはあった。心の叫びも聞こえた。でも、バンド自体がヘタレでな〜。もうちっと、バンド自体でヘドウィグ一人のテーマじゃなくってもよかったのに〜。
あんまり知られてないのか?バンドのキモは唯一のカリスマが苦悩するのではなく、二人以上のカリスマが織り成す人間模様がキモなのだ(例:ビートルズ=ポール&ジョン・ツェッペリン=ジミーペイジ&…ジョンボーナム(笑)・ストーンズ=ミック&キース・フー=ピート&ロジャーダルトリー(俺的にはキース・ムーン)・エアロ=タイラー&ジョーなど等)。人間1人の力でのし上がっていけるほど、続く商売ではないのよ(プリンスとかは異常)。商売上、「このバンドはスゴイ」と見せる為にカリスマ2人を用意するバンドもあるが(例:クイーン=フレディ&メイ←メイが怪しい・ホール&オーツ=オーツは今何処?・ワム=の片割れ・TMネットワーク=3人とも)おおよそ、5人とかいたら、うち2人がひっぱり、その2人が分裂してゆくのがバンドの運命なのだ。で、実は、このスタイル、ソロミュージッシャンでも言えたりする。ソロの方々でも、実は、メンバー内に音楽を引っ張る人間が存在しているから、ソロなのにバックもカッチョ良くなるんだよ(例えばD.ボウイにおけるミック・ロンソン、パティ・スミスにおけるレニー・ケイ)。これが、完全一人状態でやると、長続きしないわけだ。なので、この映画で語られるロックバンドは実はバンドの姿をした、ソロミュージシャンの苦悩。そして、その音楽の限界も垣間見せてくれた。ちょっと残念。
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と、ここまで、数日前にコメント・レビューを作っていたが、トリノシにょにょにょに先を越されてしまった。こんな文面も先に書いたもの勝ちとは…。ここは一つ、おふざけコメントで場を濁そうと思ったが、せっかく書いたしなーと。でも、なんにも思いつかん。最近、こんなんばっかよ。
な、わけで、また書き直そうとした矢先に、TV「虎の穴」で井筒監督が「チ○ポ見せろ」とこの映画でわめいていたので、「1インチのあれってどないやねん!」と書いた表コメントも書き直すにいたる。結局、全てに後手後手と回ったわけだが、それもこれも この花粉症と風邪の併発で頭がモウロウとしてるのに休めないからだー!と思うのさ。あぁ、だめだ。なにを言ってるんだ?
P.S tomwaitsさんの書き直しの前のコメント・実に正解でした。あとで投票しようと思ってたんですが、今開いて、「おや?」と。ちょっと残念です。とりあえず、でも、アメリカンドリームはその通り。
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