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[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)

な…何ィ〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!→(以下、ファイト・クラブのネタバレ含む。どちらも未見の方は絶対ご覧にならないように)
ミュージカラー★梨音令嬢

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







と思ったのは私だけではないですよね?映画館で声上げたくなってしまった。だって、まさかエド・ハリスが幻覚役なんて思わないじゃないか!途中まで、本気でジョンの事を信じてて、「奥さんにまで疑われて可哀相に…パーチャー何やってんだよ!」とか「あのソ連の医者め!大嘘つきやがって!!」とか「チャールズ!裏切りやがって!!」とか怒ってたのに…。騙されてたの私じゃん…。私の注意力散漫なのが悪かったのか!?(しかも、知り合いに自称・分裂症がいて、その人も嘘だか本当だか判らない事を言うので、もしや幻覚を見ているのでは…と不安になった。別に友達でないし、もう会う事もなさそうだからいいが…)…でも、この映画でサイコサスペンスなドンデン返しを体験できるなんて思ってなかったので一石二鳥かな…(涙)。というか、『ファイト・クラブ』っぽい。つい先日、ファイトを見たからそう思うのかもしれないが、騙された事が分かった瞬間、「ファイトパターンだよ!」と思わず心の中で叫んでしまった…。

こんな展開で「感動なんてできるの?」と思っていましたが、最後は見事泣かせてくれました。『グラディエーター』の時は思わなかったのですが、クロウは立派な俳優さん(アカデミー賞受賞者だから当然だが)。私は彼が賞獲っても異存なかったです。しかも更けても違和感ないし(笑)。でも、ジェニファー・コネリーの受賞はどうだったのか…。役は良かったのですが、私が見る限りでは、しっくりきませんでした(ああ!石投げないで!だって判らなかったんですもの!見る目がないと笑って下さい…)←泣

最後、パーチャーがジョンに笑いかけます。そして、ジョンは唯一の親友だったチャールズを無視する事にします。そうする事で、彼は自分の運命を受けとめたのだな…と思ったら涙が出ました。そして、老年になってからの彼は生徒に「彼が君にも見えるか?新顔は不安だ」というような事を言います。そこで、ああ、彼は重荷でしかなかった幻覚に勝ったんだな…と思ったら、また涙。ドンデン返しのパンチに負けて、あまりいい事が書けないのですが、賞を獲るべき映画だった事はとてもよく分かりましたし、素直に感動できました。確かに、これを押し退けてロード・オブ〜が獲ったら「違うだろ!?」感じだったですね(笑)。

私は、ジョン・ナッシュという人物の事は全然知らないのですが、それで良かったと思います。時々「こういうような事が本当にあったんだな…」と思い出す事にします。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)水那岐[*] かっきー[*] WaitDestiny[*] ハム[*] トシ[*] ニュー人生ゲーム[*]

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