[コメント] 私は貝になりたい(1959/日)
相手を殺したくなければ隊長に逆らえばいいじゃん、とスクリーンのこちら側の「現代の」冷静な観客は思ってしまう。それでも戦争というものは人を狂わせる。人殺しが日常であり必然となる。現代に生まれたことのありがたさ。リメイクして欲しくない作品。
蛇足ですが。
相変わらず憲法9条改正が議論されていますね。
で、必ず引き合いに出されるのが「法解釈」です。
なんでしょう、この解釈って。「この文はこういう読み方ができる」ということらしいですけど・・・小学生じゃあるまいし。
戦後、「戦争を永久に放棄する」という世界最強のお約束を一番喜んだのは日本国民だったはず。
現代における解釈、よりも法制定時の国民の気持ちがどこにも考えられてないのは愚かの極みです。
国が違うというだけで、自分に幾ばくかの利益すらないのに、見ず知らずの、何の恨みも持たない相手と殺し合いをする・・。自分の兄弟を、子供をそんな場所に派遣できますか?
何かにつけて解釈、解釈。
こんな連中を祭上げてしまった自分たちが情けなくて涙が出ます。
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