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[コメント] 愛しのローズマリー(2001/独=米)

そうしないと話にならないのはわかるが、「ろくに知り合いもせず、ちらっと見かけただけで相手の心が美しいかどうかわかる(ってか美しいかどうか決めてしまう)」という設定はちょっとなあ・・・映画のテーマそのものにも反してないか?
はしぼそがらす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公自身、冒頭で美女に向かって「この世には一目惚れもあるけど、普通は友達づきあいをしているうちに後からじわっと来るもんだろ?」と言っているのに。

ひとつの映画として確かに面白かった。面白かったけどいろいろ気になる。気になりすぎる。ハルがエレベーターセラピーを受ける前からの知り合いにはセラピー後の外見変化が一切無かったこと(ウォルトとか会社の人とか色々その心根によって変わりそうだが)、ボランティアをやっている人や障害を持った人が総じて「心が美しい」という設定になっていること、美人はお高くとまっていてブスは優しいという定義・・・

これってなんか、心の美しさまで「テレビや映画や雑誌で刷り込まれたもの」になってやしないかい???

思わず、製作者の頭をわしづかみにして「悪魔よ去れ!!」とやりそうになる。(あれサイコー)

見た目は勿論、人の心だってそれを「美しい」と感じるかどうかは人によって違うと思う。ローズマリーの気立てのよさが極めて丁寧に描かれているだけに、もう少しその辺を補強して欲しかった。(主人公の親友のエピソードはよかった!あれだけで1本の映画になる。あれ5点。ってか、あれラストに持ってきたのを買って、これ3点)

うーん、でもわからないな。もしかしたら製作者はその辺も全部承知の上で、強烈な皮肉・風刺としてこの設定にしている気もするな。手のひらで踊らされているのはわたしのほうかな。・・・よしわかった。もしわたしの読みの方が浅かったのなら、わたしのシッポを見せてやろうじゃないか!

(評価:★3)

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