[コメント] めぐりあう時間たち(2002/米)
素敵な絵面が見当たらない。少しは引きの絵を撮ったらどうだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何が不愉快だって、画面上に写された物以外に何も描かれていない。 アップアップアップ切り返し切り返し切り返し。見せたい事は総て画面の中央。それもこれみよがしに。 卵を割ることに何か意味があるのかと思ったら、割った卵を見せるでもなく、殻も無造作に捨てるし、ただ単に「3つの時代で卵割ってましたぁ」ってだけかよ、オイ!
ヨメに言わせれば「ツボの周りは触るがツボを押していない映画」。
アイディアが面白そうだったので観に行きたかったのだが、ヨメが難色を示し、結局名画座というか2番館に落ちてからの鑑賞。 観終えてからヨメが「『リトル・ダンサー』の監督だから観たくなかった」と告白。 気付かなかった。先に言ってくれ。それなら俺も観なかっただろうよ。
端的に言ってしまえば、こういった「時代を超えて交錯する話」は構成に苦慮するだろうが、実は「たった一人の物語」の方が描写は難しい。なぜなら、別の時代の第三者が語るという「逃げ」が打てるから。 女優の演技力には感嘆したが(初めてニコール・キッドマンがいいと思った)、「画面中央」の「直接描写」だけで「その周辺」が描かれてないから深みに欠ける。女優のせいじゃないだけにもったいない。
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