ちゃんと期待を上回ってくれた大作でした。近年では『ONE PIECE』という海賊漫画が変わらず人気を保っているので、タイムリーと言って良かったですね。

で、その海賊漫画では出せないものを、この映画ではちゃんと出してくれました。海賊ってだけで心からワクワクしてしまいますが、こういう映画を見ると、大作やCGに拒否反応が多少ある私でも、素直に興奮できます。やっぱり金と技術がないとこういう映画はできませんからね。

内容はうるさい子供向け映画に終始せず、大人も楽しめる娯楽作に仕上がっている。いや、何しろジョニデダーリンが上手い!そんな事はよくよーく判っていたが、今回は改めて感じた。本当に一部のスキもなく「ジャック・スパロウ船長」。コミカルな演技は『妹の恋人』、『シザー・ハンズ』、『スリーピー・ホロウ』、『エド・ウッド』(ある意味『ナインスゲート』や『GO!GO!L.A.』もそうか?)でも見てきたが、コミカルな演技にも様々な種類がある事を今回見せ付けてもらった。それは、無論そのまま彼の演技力の証明に繋がる訳だが……。このような大作に出た彼がどんな感じがするのか、違和感がないのか……とても興味があったのだが、彼はいい意味でマイペースで自分のスタイルを崩さず、私が大好きな彼の強い眼差しもそのままで、それだけでもうじっとしていられない程に興奮してしまった。まぁ、私自体ファン暦は非常に短いのだが、彼の(間抜けな)雄姿を見ながらファンをやっていて良かったと心から思ってしまった。そして、また惚れ直した!何てカワイくてカッコよくて素晴らしいんでしょう!ジャック船長!!骨になってもカッコイイ!!こら、エリザベス!!何で彼になびかないんだよ!実直で真面目なウィルより100倍魅力的だぞ!!……いや、オーランドも良かったんだけども。彼にはもっと頑張っていい役者になって欲しい。レゴラスのイメージはなかなか拭えそうもなさそうだから……。事実私は、ウィルよりレゴラス様のが100倍好きだったりする。

心から楽しませて頂いた本作だが、続編制作はもう決定という事で。続編映画の出演って彼は初めてな気がするのだが、ちゃんと出てくれるんだろうか?また船長に会えると思うと心からドキドキする。是非、出演して欲しい!……ああ、でも出ないで!一般人気出ちゃう!!……ああ、でも船長ｖｖ……ああ、でもっ!!!………私の心は限りなくフクザツ……。でも、彼が好きな事は変わりませんｖｖ