[コメント] TRICK 劇場版(2002/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
私ね、このシリーズで何が好きかってあのヒョウヒョウとした巨根上田次郎こと阿部寛の台詞なんですよね。誰に向かってしゃべっているか分からないような妙な間で、無表情に発せられるとっぴな言葉の数々。最高だぜ、阿部ちゃん!をみたくてみているようなもので。
正直、驚くようなトリックなんて初めから期待しておらず、いかにあのオモロイ阿部ちゃんと、妙に出来上がったコンビネーション(仲間と阿部&生瀬と前原)が楽しめるかにかかっているのですよ。
冒頭、なぜ出演しているのか未だに謎の川崎麻世らとの同窓会シーン。教授になったと見栄を張る阿部ちゃんの台詞。
「実はね、本を出したんだよ。おかげさまで好評でね、パート1パート2合わせて全国で2000部以上売れてるらしいんだ。ふっ」
だめじゃん!全然だめじゃん!←仲間より先に突っ込める快感〜じじーん。
これで今回も阿部ちゃんサイコーで終わると思いきや、いきなりダークホースがやって来た!それは、奈緒子の母里見役の野際陽子!!
「「火」という文字は、二つ合わさると「炎」になり、三つになると「火炎」となります。これを静めるには、“水”を意味するサンズイを加えれば、「淡」。更に「水」を加えると「淡水」。火を食い止める方法はたった一つ。水をかけて、かけて、かけまくればよいのです!」
「それは……言われなくても分かっておりますが」ぽよーん←効果音
サイコー!!ばかうけ。里見さん、あなた今回オイシイところ全部持っていっちゃいましたね(笑)その後、仲間&阿部のコンビを上回る阿部との息の合った台詞回しと、やけにオイシイ里見さんを味わっただけで、この映画を観た甲斐があったというもの!
そして、里見さんが普段から口にしている台詞。「文字には不思議な力があります。強く念じればその願いは必ず叶います」と、子供たちが書いた書道のUP!「パート3希望」…叶っちゃったよ!Σ( ̄▽ ̄;)
ドラマが映画化されるにあたり、私が期待する事…テレビで見れない二人の距離感。今回はこれ↓が見れて満足。満足。
あ い た い
い ま か ら
し す ら な
て は い
愛してるだってぇ〜。ひょひょひょーん。この暗号のためだけに、寄せ集めた強引な設定としか思えない脚本とも言えなくもないが、一進一退のふたりの恋物語はみていて楽しい。映画にしてはチープな感じだったのもヨカッタのかもしれない。
とんでもなくどうでもいい事だが、この映画(ビデオ)を観終わったのは夜中の2時。そんな時間にも関わらず、メモを取りながら一生懸命観賞する自分がちょっと可愛かった…(汗)
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