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[コメント] 小早川家の秋(1961/日)

巨大なたらい(?)が干すために立てかけてある板塀の、その黒光り具合がもう不気味で。
G31

 「あとからあとからせんぐりせんぐり生まれて・・・」来ないところに問題のある時代に観てるわけで。

   ◇

 新珠三千代って好きなんだよ。だから小津的作品世界に登場してくれてたいへん嬉しいんだが、同時に(例えば)楳図かずおの(ホラー)漫画に登場したら相応しい人なんじゃないかなんて風にも勝手に思ってるわけ。そのせい、だけではないとも思うけど、なんかこの作品、怖かった。死、は小津作品によく出てくるけど、わりとサラリと流す描き方が多いと感じていた。この作品も「サラリと流している」と言えなくもないのだが、カラスや、火葬場の煙や、葬儀場へ向かう行列などが、いかにも不気味、なせいもあると思うわけだが、なんか死のイメージが強調されている感じで、怖かった。というか、当時の松竹と東宝で使ってるフィルムの質が違ってるのかどうか知らないのだが、なんか「黒」の黒々しさがいかにも気味悪かった。むろんカメラさんや照明さんは違うのだろうが。その「黒」の異様さに話までつられたような印象を受けた。

80/100(07/03/21記)

(評価:★4)

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