[コメント] 七人の侍(1954/日)
沢山の自分と出会った。そして、どの自分も憎めない大好きな奴だって分かった。そりゃー全部を選べないことは分かっているけど、俺の中には7人全員いるんだと思う。7人の侍からだけじゃない。いろんなことを教わった映画だった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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いままで、黒澤明はなるべく避けてきた。自分で「今だ!」と思うときに見ようと思っていた。「今」だった。
俺の中には沢山の自分がいる。この七人の侍全てが俺の中にいる。そのパーセンテージは違うけど、確かにいる。それは、皆が自分のしそうな行動を少なからずとも一つは取っていたからだ。きっと、これから何度か見る映画だろうが初めて見た今回は「菊千代」と「久蔵」が好きだったかなー
黒澤にやられたところは「終わり方」を知っていると言うこと。この人は、「終わり」が「始まり」だと言うことをよく理解している人だと思う。だから、沢山の映画を創れたのだろう。
ラストシーンに「菊千代」と「久蔵」がいない空虚。「菊千代」は最後は大声で笑っているのかと思っていた。俺が今まで見てきた映画がそうだったんだろうな……
うん。その時が来たらまた見よう。
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