３０年先だろうが５００年先だろうが、何年か先にこう言う世界になるかって言うと、まずならないだろう。

何故なら人間社会は何故か自然と共生する社会だとか、アメニティだとか、 そう言った恐らく人間の視覚に優しい社会を理想とするハズだから。 って言うか、あんなゾンビみたいなロボットを身の側に置きたい人などいるとは思えぬです。

で、まぁロボットが、死をも恐れぬ（と言うか死と言う概念が下級層のロボットには通用しない）とか、ホトンド無表情で襲ってくる、とかまるでゾンビだなぁとか思った。

とまぁゾンビだゾンビだと楽しんだワケですが、サニーに関して少しだけ思ったことを書いてみる。

最後、事件が全て解決された後にお前は自由だなんてサニーは言われるワケだけど、 この辺は少し寂しいところ。 何故なら自由とは他の干渉を何も受けないで良い状態と言う意味で孤独とほぼ同義であると言っても良い概念であるから。

事実、最後に残る風景はたくさんの自分と同じ形をした自分とまるで違うロボット達が自分の下で自我も無く存在し、自分だけが自我を持ちそれに対して感想を自分は持つが、他のロボット達とその感想を共有する事も無く、一人で立ち尽くす。 この辺は少し寂しいよなぁと感じた。

もしかして、サニーはあのまま自分の機能を自分でストップしてフリーズしてしまったのかなぁと言う感想を少し思った。