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[コメント] メゾン・ド・ヒミコ(2005/日)

ノンケ(ゲイでは無い人)から見たら、この作品がリアルなのかリアルじゃないのか、所詮分かりませんよね。ノンケとゲイは、陸の生物と、海の生物のようなもの。陸の生物が魚に「陸で生きろ。皆そうしてるんだから。」と言っても無理なのと一緒。陸の生物に、海の生物の気持ちは分からないのです。['05.10.2MOVIX京都]
直人

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







女心の分からないゲイもいます。

女らしくないゲイもいます。

差別や偏見と闘わずに一般人を装って、しかもそれが苦じゃないゲイもいます。

「ダメな物はダメ」って、言えないゲイもいます。

「自分が嫌い。許せない。」を、乗り越えないゲイもいます。そもそも、自分を嫌いと思った事のないゲイもいます。

自分の道を貫かずに、偽装結婚をするゲイもい〜っぱいいます。

普通に結婚して子供もいて仕事して、あくまで趣味の範囲として、家庭を壊さずに男と遊んでるゲイもい〜っぱいいます。

アナタの旦那さんも、そうかも知れませんよ。ゲイを異様に嫌う男の人ほど、逆に怪しいですよ。笑

建前じゃなく、本当に男も女も両方好きなゲイもいます。

いつも暗いゲイもいます。

コメンテータ・きわさんにケンカ売ってるかのようですが、それが事実であり、悪意はありませんので悪しからずm(__)m

前作『ジョゼと虎と魚たち』が大っ嫌いだったので不安だったが、前作よりは全然良い。

ゲイ(自分)にとっては身近なテーマだが、あくまで寓話、卑弥呼の存在もゲイにとっての憧れ(偶像)と思って観た方が良い。

少なくとも、自分が共感出来る登場人物はいなかった。

厳しくも優しさのある作品だが前作『ジョゼ〜』同様、オダギリジョーと、柴咲コウのラブシーンなど、描かなくて良い所まで描いてる箇所も見られる。

つまり、蛇足。

ゲイなら笑えるシーンがあるが、ノンケ(特に男)には少々キツいかも。

ま、ゲイは見て損は無いのでは?

柴咲コウは特筆すべき好演。

オダギリジョーを、色気があるとは思いませんでした。

タイプじゃないので。

田中泯は、こーゆー使い方あったかぁ。

入居者役の歌澤寅右衛門青山良吉柳澤愼一が上手過ぎ。

演技の出来ない一般ゲイを出すのは、辞めて欲しい。

老人ホームにいたずらをする中学生役の田辺季正が、可愛過ぎ!!

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追記 きわさんのレビューの引用は、後日ご本人の了承をいただきました。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (8 人)浅草12階の幽霊[*] デナ tkcrows[*] くたー[*] 水那岐[*] ぽんしゅう[*] きわ[*] レディ・スターダスト[*]

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